ライター : 長曽我部 真未

管理栄養士

卵の栄養成分と効果効能

栄養

  1. 筋肉や臓器を構成する「たんぱく質」
  2. 目や皮膚の粘膜の健康維持や抵抗力を強める「ビタミンA」
  3. カルシウムやリンの吸収を促進する「ビタミンD」
  4. 抗酸化作用のある「ビタミンE」
  5. 貧血対策や神経機能の維持に役立つ「ビタミンB12」
  6. 体の発育を促進する「葉酸」
  7. 皮膚や粘膜、髪、爪の健康を保つ「ビオチン」

筋肉や臓器を構成する「たんぱく質」

卵100gあたりに含まれるたんぱく質は、12.2gです。

たんぱく質は筋肉や臓器を構成する成分であるほか、酵素やホルモンとして体の機能を調整する役割があります。卵のたんぱく質は、アミノ酸スコアが100の質の良いたんぱく質です。(※1,2,3)

目や皮膚の粘膜の健康維持や抵抗力を強める「ビタミンA」

卵100gあたりに含まれるビタミンAは、210μgです。

ビタミンAは目や皮膚の粘膜を健康に保ち、目でものを見たり肌の調子を整えたりするのに役立ちます。また、細菌やウイルスに対する抵抗力を強めますよ。(※1,4,5)

カルシウムやリンの吸収を促進する「ビタミンD」

卵100gあたりに含まれるビタミンDは、3.8μgです。

ビタミンDは体内のカルシウムバランスを調整したり、食事で摂取するカルシウムやリンの吸収を促進したりします。食事から摂取するほか、紫外線に当たると皮膚でも作られるのが特徴です。(※1,6)

抗酸化作用のある「ビタミンE」

卵には100gあたり、1.3mgのビタミンEが含まれます。

ビタミンEには抗酸化作用があり、体内の脂質の酸化対策に役立つのが特徴です。また、血栓を作りにくくする、血圧の低下、LDLコレステロールの減少、細胞膜を健康に保つなどのはたらきもあります。(※1,7)

貧血対策や神経機能の維持に役立つ「ビタミンB12」

卵100gあたりに含まれるビタミンB12は、1.1μgです。

ビタミンB12は、貧血対策や神経機能の維持に役立ちます。光や空気に触れると壊れやすい性質があるため、新鮮なものを選び、保存の際は密閉しましょう。また、水に溶けやすいため、スープのような汁ごと食べられる調理方法がおすすめです。(※1,8)
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