ライター : 小嶋絵美

フードライター / 管理栄養士

「リンゴ酢ダイエット」とは?

リンゴ酢ダイエットとは、リンゴ酢を食生活へ適度に摂り入れる方法です。水で割って飲むほか、調味料として料理に加えるのが一般的。リンゴ酢にはカリウムや酢酸が含まれ、さまざまな作用が期待できます。詳しく見てみましょう。(※1,2,3)

リンゴ酢ダイエットの効果

効果

  1. 「カリウム」がむくみ対策に役立つ
  2. 「酢酸」が脂質の代謝を促す
  3. 「酢酸」が便秘対策に役立つ
  4. 「酢」が血糖値の上昇を抑える

「カリウム」がむくみ対策に役立つ

リンゴ酢にはカリウムが含まれます。むくみの原因になるのは、ナトリウムの過剰摂取。カリウムはナトリウムを排出するはたらきがあり、むくみ対策に役立つといえます。

とくに日本人は諸外国と比べ、食塩摂取量が多い傾向があります。そのため、カリウムを積極的に摂取することが大切です。(※2,3)

「酢酸」が脂質の代謝を促す

リンゴ酢に含まれる酢酸は、内臓脂肪が気になる方におすすめです。

一日あたり酢酸750mgを含む食酢飲料を12週間摂取したところ、摂取しなかった場合と比較して、内臓脂肪が減少したとの研究報告が。また、酢酸が内臓脂肪を減らす可能性に関して、動物試験においても同じような結果が報告されています。(※1)

「酢酸」が便秘対策に役立つ

リンゴ酢のような酢は、胃酸の分泌を促進します。酢の成分と胃酸が胃腸を刺激するため、ぜん動運動が活発になり、便秘対策につながるのです。

また、酢は腸内の善玉菌を増やす作用も期待されています。酢と一緒に食物繊維の多い大豆を摂るのもいいでしょう。食物繊維もぜん動運動を促すために役立ちます。(※4,5)

「酢」が血糖値の上昇を抑える

食事と一緒に酢を大さじ1杯(約15ml)摂ると、酢を摂らなかった場合と比べて、食後の血糖値の上昇が抑えられるという研究報告があります。

食後に血糖値が急上昇すると、脂肪蓄積に関わるホルモンが過剰に分泌されるおそれが。血糖値の上昇をゆるやかにすることで、太りにくい食べ方につながりますよ。(※6,7)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ