ライター : BBC

ギャラリー&カフェ「たべるとくらしの研究所」

「たべるとくらしの研究所」とは北海道の札幌で大人気のギャラリー&カフェ。オープンのきっかけは、3.11の東北大震災。福島で果樹農家を営んでいたご主人の安斎伸也さんと、カフェ経営と果樹園の二足の草鞋を履いていた奥さんの明子さんが、原発事故後に札幌へ移住し、新たに開いたカフェが、今回ご紹介する「たべるとくらしの研究所」なんです。

時の流れが遅く感じるような店内

古い民家を再生したカフェのようで、お店の情報によると築80年だそうです。古いテーブルや椅子が並べられ、ギャラリーも備えてあり、懐かしさを感じるとともに、ホッと落ち着くような空間になっているそうです。

北海道の食材を中心のメニュー

パリパリとした大豆ペースト、茄子のマリネなど、こだわり野菜をたくさん使ったメニューが楽しめます。おかずの種類が豊富でどれも身体に優しいように仕上がっているとか!野菜は、ブロッコリー、ズッキーニ、いんげん、そら豆、その他種類が豊富に味わえます。
コーヒーにも手を抜かず、こだわりを感じられるほどおいしいそうです。この後味の優しい味わいがするコーヒーは「石田珈琲店」のお豆で淹れられています。福島のときに営業していたカフェから使っているそうです。
お菓子やパンなどは粉の分量などを変化させていて、どのカタチで提供するのがよりよいのか、常に考えているそうです。現状に満足せず、お客さんに少しでも多く喜んでほしいという思いが伝わってきます。
そして今回の真打ち登場・・・このパンに惚れてしまいました。酵母が生きてる味がする~~うまいっ!パンのひとつひとつの切れ目には美味しいバターがたっぷり塗られていて、じゅわ~~っとしみており、本当にうまいっ!横に添えられたジャムも果肉の食感がなんともいえず「う~~ん」美味しい・・・うなっちゃう

出典: blog.goo.ne.jp

ロールケーキとかぼちゃのチーズケーキはそれぞれにコンフィチュールがのっています。北海道の素材のパワーを感じるようなおいしさを実感できるとか!

ギャラリーコーナーも

店内ではジャム、豆や酵母を使った発酵食品をはじめとした加工食品を製造、販売をしています。食べること、暮らすことの中に楽しさを生みだしたいという願いが込められているとか。
食べ物以外にも衣服、陶器、暮らしまわりの雑貨や日用品、古道具の展示販売を行っています。ひとつひとつ味のあるものばかりで思わず手に取ってみたくなってしまうとか!

たべるとくらしの研究所の所長の安齋さん

どこにいても、安全が保障された食生活や暮らし・生き方は難しくなり、そのような現実があるということを認めたうえで、では、わたしたちの「たべるとくらし」をどう作っていくか。たべるとくらしの研究所は、その答えを見つけるべく多くの人と、共に考えていく場所にしてゆきたいと考えているとのこと。

出典: www.fil-sapporo.com

ワークショップも

さらに「たべるとくらしの研究所」はイベントやワークショップにも出店しているとか。作家さんやアーティストをお招きしての作品展示やライブなども開催しているそうです。
行ったら帰りたくなくなるような、そんな不思議な魅力を持っているという「たべるとくらしの研究所」。ちょっとした非日常的な空間に踏み込んでみてはいかがでしょうか?
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