ライター : とも

子育てフードライター

ねぎとよく似た「わけぎ」とは?

小ねぎと見た目がとてもよく似ている「わけぎ」ですが、一体どのような野菜なのでしょうか?見た目がとてもよく似ているので、同じ使い方ができるのか、味の違いはあるのか気になりますね。

そこで、この記事ではわけぎと小ねぎの違いにスポットをあて、簡単な見分け方や違い、おいしい食べ方まで、わけぎについて詳しくご紹介します。

わけぎとねぎの違いは?

わけぎとねぎ、とてもよく似ていますが、どのような違いがあるのでしょうか。

わけぎとは、ねぎと玉ねぎの交雑種です。見た目は小ねぎによく似ていますが、玉ねぎのように球根で育ちます。原産はギリシャで関西地方で多く食べられています。ねぎや玉ねぎほどツンとした辛みがなく、食べやすいのが特徴。

一方、小ねぎは種から育ちます。九条ねぎを品種改良したり早採りしたりしたものを指し、日本各地で栽培されています。「万能ねぎ」や「やっこねぎ」など産地や品種ごとに名前が異なりますよ。

わけぎとねぎの見分け方

一見すると見分けがつかない「わけぎ」と「小ねぎ」。見分け方のポイントは、根元です。球根から育つわけぎは根元がふくらんでいるのに対し、小ねぎはほとんどふくらんでいません。くらべてみるとすぐに分かりますよ。

「あさつき」も違う品種

わけぎと見た目がよく似た野菜に「あさつき」があります。あさつきは、辛みが強いのが特徴。辛みが少ないわけぎと食べくらべると違いがはっきり分かりますよ。

また、見た目にも違いが。わけぎにくらべるとあさつきは細いのが特徴。わけぎは太さが1cm弱あるのに対し、あさつきは2~3mmなので見分けやすいです。

西と東で認識が違う!

西日本で「わけぎ」と呼ばれているのは、冒頭でご紹介したねぎと玉ねぎの交雑種のこと。地域によって呼び方が異なり、熊本県では「一文字(ひともじ)」と呼ばれています。

一方、東日本のなかでも主に東北地方では葉ねぎの一種である「ワケネギ」をわけぎと混同することが。名前はよく似ているもののの、このふたつは別の野菜です。

代用はできる?

「わけぎ」「小ねぎ」「あさつき」は、それぞれ食感や風味が異なります。ただし、いずれも薬味に使われることが多いため、代用しても問題ありませんよ。

なお、わけぎは小ねぎやあさつきのような辛みがないため、ねぎ特有の辛みが苦手な方は、あえてわけぎで代用するのもおすすめです。

編集部のおすすめ