ライター : 前田未希

料理家 / フードコーディネーター

そうめんに飽きたら海苔巻きに♩

冷たくてつるりとすすれるそうめんは、夏の定番!お中元でいただいたり、まとめ買いしたりで、いつの間にか結構な量のそうめんが家にある……なんて経験ありませんか?いくらおいしいといっても、続けて食べていれば、次第に飽きてしまうもの。一度飽きると、薬味を変えてみても、麺つゆの味自体が嫌になってしまっていてダメなんですよね。 今回ご紹介するのは、そんなそうめんに飽きた時に使えるアレンジレシピ!そうめんの海苔巻きです。 アレンジといっても、茹でたあとは火を使う必要もなく、巻くだけの簡単さ。お米と同じく麺の表面に海苔がくっつくので綺麗に仕上がりますよ。 お米の海苔巻きとはまた違った食感で、これならそうめんがおつまみに大変身しちゃいます。

『そうめんの海苔巻き』の作り方

分量(2人分)

そうめん 1/2束 板海苔(全形) 2枚 かにかまぼこ 4個 紫蘇 4枚 醤油、わさび お好みで

作り方

①そうめんを規定の茹で時間茹でる。
②冷水で麺を〆る。
水の中で全体を洗いましょう。水に浸すだけではなく、ぬめりを取ることで、麺のコシが生まれます。
③しっかり冷えたら、ザルにあけて水気を切る。
④表面が乾く前に、麺を4束に取り分けて並べておく。
表面が乾いてからだと扱いづらいので、水気を切ったらすぐやりましょう。
⑤巻き簾の上に海苔を乗せ、手前5cmにそうめんをまんべんなく広げる。
麺をなるべくまっすぐ横に並べると、切り口が綺麗になります。 通常、細巻きは海苔を半分の幅にカットしますが、そうめんは水分が多いので全形のまま使って丈夫になるようにします。
⑥紫蘇を2枚並べる。
⑦かにかまぼこ2本を軽くほぐし、一列に並べる。
⑧手前から具の部分を二つ折りし、あとは端までくるくると巻く。
巻いてしばらくは、巻き終わりを下にしておきましょう。時間を置くことで、海苔がそうめんの水分を吸ってぴったり綺麗に密着します。
⑨包丁で海苔巻きを4等分する(もう1本分、⑤〜⑨を繰り返す)。
まず半分に切り、その切ったものをそれぞれ半分に切ると長さが均等に仕上がります。
通常の海苔巻きに共通して言えることですが、包丁は切った都度、濡れ布巾で拭くと切れ味が損なわれません。

器に乗せたら完成!

かにかまぼことそうめんの食感の違いを楽しんでください。酢飯の海苔巻きと比べると、そうめんのほうが軽く食べやすい印象です。 玉子やかんぴょうなど味のしっかりとしたものを具にするとそうめんの存在感が薄れてしまうので、かにかまぼこがちょうどよい具合。めんつゆにくぐらせてツルッとすするそうめんもいいですが、たまにはこんな食べ方も悪くないですよ。 紫蘇をかませることで、ぐっと爽やかで夏向きに仕上がりに。麺を〆たあとにゴマ油を数滴たらして韓国風に仕上げるのもおすすめです。お醤油とわさびで食べるのがオススメですが、お好みでポン酢やマヨネーズをつけてもおいしいです。ビールや日本酒と相性のよい一品です。

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