ライター : 伊藤 千亜紀

フードアナリスト

監修者 : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

ドラゴンフルーツ(ピタヤ)の食べ方

Photo by 稲吉永恵

ドラゴンフルーツを食べたことはありますか?沖縄や南の島などリゾート地で食べたことがあっても、スーパーで購入して普段から食べている、という方は少ないかもしれません。でも、独特な見た目をしている鮮やかなピンクの果物は、一度見たら忘れることができず、興味がある方も多いことでしょう。ドラゴンフルーツとは一体、どんな食べ物なのでしょうか?

見た目のインパクトが強すぎて、食べるのに抵抗があった方。実際はさっぱりとした食べやすいフルーツなので、ぜひチャレンジしてみましょう。

そもそもドラゴンフルーツとは?

ドラゴンフルーツはもともと、メキシコや南米北部で自生していたフルーツです。現在は台湾など東南アジアの国々でも栽培が盛んで、日本にも輸入されています。また、沖縄では露地栽培されており、鹿児島・宮崎など九州南部ではビニールハウスで栽培されています。

ドラゴンフルーツと言えば、何といってもそのユニークな見た目で知られていますよね。熱帯地域に生息するサンカクサボテンの果実の総称で、皮が龍のウロコのように見えることから、ドラゴンフルーツという名前で呼ばれています。

実を切ってみると、中はトロリとした半透明の果肉に黒くて小さな種が全体に散らばっています。

食感はシャキシャキしていて、酸味は弱く、さわやかな甘みです。

ビタミンB群を豊富に含んでいます。ドラゴンフルーツは病虫害や不良環境に強く、栽培にはほとんど農薬が使われないため、健康志向の方にも注目されています。

ドラゴンフルーツの種類はさまざま!

ドラゴンフルーツにはさまざまな種類があるのをご存知でしょうか?実を切ってみると果肉は白・赤・ピンク、皮がイエローのものと、たくさんの品種があります。

手に取るときには、ぜひ果実の色にもこだわってみてくださいね。

レッド種

果肉が赤いレッド種は台湾が原産の品種です。皮だけでなく、果肉まで鮮やかな赤い色をしていますが、味はさっぱりとしていてシャキシャキの食感が楽しめます。赤い果肉には多くのポリフェノールが含まれています。この種類の果汁は天然色素として口紅や染料に使われることもあり、服などに付いてしまうと取れにくいので注意が必要です。

ホワイト種

ドラゴンフルーツのことを「ピタヤ」という名前で知っているという方もいるはず。ピタヤと呼ばれるのはベトナムが原産の果肉が白いホワイト種で、一番多く流通している品種です。形はレッド種より細長く、味はレッド種よりもさっぱりしていて甘味は薄いのが特徴です。あっさりしています。

ピンク種

ピンクはドラゴンフルーツの新種で、甘みやジューシーさがさらにアップしています。2007年に沖縄で品種登録された、新しいブランド品種の「ちゅらみやび」は大玉のものが多く、高級な贈答品としてももちいられています。

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