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「蒸留酒」と聞いて、どんなお酒を思い浮かべますか?聞いたことがないという方も多いかもしれません。代表的な蒸留酒は焼酎やウイスキーで、他にもたくさんの種類があります。今回は、蒸留酒の基礎知識や飲み方をご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね!

蒸留酒とは

お酒は、製造方法により「醸造酒」「蒸留酒」「混成酒」の3種類に分けられます。醸造酒は、穀物や果物を酵母によってアルコール発酵させて造ったお酒です。その醸造酒をさらに蒸留させて作ったのが蒸留酒。混成酒は、醸造酒や蒸留酒に果実や香料・糖分を加えた再製酒です。

そして醸造酒を蒸留させたものが、蒸留酒です。たとえば、ホップなしのビールを蒸留したものがウイスキー、ワインを蒸留したのがブランデー、日本酒を蒸留したものが米焼酎となります。この他にも、ウォッカ、ジン、ラム、テキーラ、泡盛も蒸留酒です。かなりたくさんの種類がありますね。

蒸留酒の製法は、お酒を加熱し、その蒸気を冷やして液体にする方法。そのため、蒸留酒は醸造酒よりもアルコール度数が高くなります。

醸造酒との違い

醸造酒とは、果実や穀物をそのまま、または糖化させたあと、酵母の働きによりアルコールを発酵させたお酒。代表的な醸造酒は、大麦が原料のビールやブドウが原料のワインです。また、米を原料とする日本酒やマッコリ、糯米が原料の紹興酒などがあります。

醸造酒との違いは、蒸留酒の場合は製造工程に蒸留が加わるため、アルコール度数が高くなる点があげられます。醸造酒のアルコール度数は5~15度程度ですが、蒸留酒は40~60度です。

混成酒とは?

混成酒は、醸造酒や蒸留酒に植物の種子や果実などを混ぜて蒸留したり浸漬(浸すこと)したりし、香味や糖分を添加した再製酒です。主な混成酒には、梅酒、リキュール、ベルモット、薬酒、みりん、白酒があります。

混成酒は、醸造酒や蒸留酒を元に造られているので、アルコール度数などを単純に比較することはできません。ちなみに梅酒は8~20度、リキュールは15~55度、みりんは12~15度です。

主な蒸留酒の種類

焼酎

焼酎は、日本を代表する蒸留酒です。原料となる穀物は、米・芋・麦・黒糖・そばなど多種で、大衆酒として広く飲まれていますね。16世紀から製造されていて、鹿児島など南九州で多く作られています。

焼酎は、廃糖蜜や酒粕を原料とする連続式蒸留焼酎(焼酎甲類)と、米や麦を原料とする単式蒸留焼酎(焼酎乙類)に分類。連続式ではアルコール度数は36度未満、単式では45度以下となるよう定められています。

泡盛

泡盛は、米を原料とし、沖縄など琉球諸島で製造される蒸留酒です。酒税法上では単式蒸留焼酎に分類されます。黒麹菌を用いた米麹と、水を原料として発酵させたアルコール含有物を単式蒸留気により蒸留したものは、品目に「泡盛」として表示。泡盛はお酒として楽しまれるだけでなく、沖縄料理の調味料としても使用されています。

ウイスキー

ウイスキーは大麦、小麦、ライ麦、トウモロコシなどの穀物を原料とし、蒸留後に木樽で熟成させて製造されます。世界の5大ウイスキーは、アイルランド、スコットランド、アメリカ、カナダ、日本で生産されたものです。「スコッチ」はスコットランドのウイスキーのことを指し、「バーボン」はアメリカのウイスキーの一種を指しますね。

ウォッカ

ウォッカは、大麦、小麦、ライ麦、じゃがいもなどの穀物を原料とし、蒸留後に白樺の炭で濾過して製造されます。ロシアやエストニアなどの旧ソ連圏や北欧圏で製造が盛んです。

多くのウォッカの成分は水とエタノールだけなので、癖が少ないものが大半であるとされています。寒い地域で親しまれているお酒だけあって、アルコール度数は平均40度とかなり高めです。世界一アルコール度数が高いポーランド産のウォッカ「スピリタス」のアルコール度数は、なんと96度という驚異的な高さで驚きますね。

ブランデー

ブランデーは、果実酒から造られた蒸留酒の総称です。主に白ワインを蒸留して樽に入れ、熟成して製造。熟成期間は5~8年のものが多いですが、25年のものもあります。アルコール度数は40度~50度です。

フランス産のブランデーは世界的に有名で、「コニャック」や「アルマニャック」はフレンチブランデーの二大銘柄で高級品とされ愛されていますね。ブランデーといえば、ブドウが原料のワインのものを指しますが、りんごやさくらんぼを原料とするものもあります。

テキーラ

テキーラはメキシコで生産されるアガヴェ(竜舌蘭)を原料とする蒸留酒です。原料の100%がアガヴェのものと、原料のうち51%以上のアガヴェを含み砂糖など、副原料を使用したものがあります。100%アガヴェのものは、プレミアムテキーラと呼ばれ、高品質で高級なテキーラ。テキーラのアルコール度数は40度程度です。

おすすめの飲み方は?

ストレート・ロック・水割り

蒸留酒の定番の飲み方は、ストレート、ロック、水割りですね。

ストレートは、お酒の他に何も加えずそのまま飲みます。蒸留酒はどの種類でもアルコール度数が高いので、ゆっくり舐めるように飲みます。口直しに飲む水「チェイサー」と交互に飲むことで、アルコール濃度を下げ体への負担を軽減することができますよ。

ロックは「オン・ザ・ロック」の略で、お酒に氷を入れて飲むおなじみの飲み方です。おいしく飲むポイントは、氷の大きさ。溶けた氷でお酒が薄まってしまうので、溶けにくいできるだけ大きな氷を使用するようにしましょう。氷が溶けすぎる前に飲み切れるよう、お酒の量も少なめにしておくのがおすすめです。

水割りは、氷を入れたグラスにお酒と水を注ぐ飲み方です。おいしい水割りを作るポイントは、しっかりと温度を下げること。グラスにたっぷりの氷を入れ、ウイスキーを適量注ぎます。ここで、マドラーでかき混ぜしっかり冷やしましょう。加える水は、できれば軟水のミネラルウォーターを使うのがおすすめです。

蒸留酒は、種類ごとにおすすめの飲み方があります。焼酎はお湯割りで飲む方も多いですよね。ウイスキーはソーダ水で割ったハイボールも人気です。蒸留酒はアルコール度数が高いため、冷凍庫で冷やしても凍ることがありません。特にウォッカは冷凍庫でキンキンに冷やして飲むのがおいしいです。冷やすことでとろみが出て舌触りがよくなります。

凍らないといっても、おいしさが損なわれてしまうと台無しです。ブランデーやウイスキーは冷やすと香り立ちが悪くなります。基本的に常温で保存し、ストレートで飲むのがおすすめ。

ショットガン

テキーラは蒸留酒の中でも独特な飲み方をされています。テキーラをストレートで飲むときは、ライムを口で絞るようにかじり、すぐにテキーラを流し込み岩塩を舐めましょう。

このストレートの飲み方も特徴的ですが、テキーラには「ショットガン」という飲み方もあります。映画のワンシーンで、ショットグラスをドンッと叩きつけているのを見たことはありませんか?これが、ショットガン(テキーラボンバー)です。

グラスにテキーラとジンジャーエールを1:1の割合で注ぎ入れます。そのグラスを口を手でふさいで勢いよくテーブルに叩きつける。すると、テキーラとジンジャーエールが一瞬にして混ざり、泡状になりますね。溢れるテキーラを、こぼさないよう勢いよく飲みます。

強いお酒のテキーラが飲みやすくなりますが、急激に酔いが回りショットガンで撃たれたようになることから名前がきています。ワイルドで、大勢で飲むと盛り上がる飲み方ですが、アルコール度数の高いテキーラですから、十分に注意して楽しんでくださいね。

蒸留酒のカロリー

蒸留酒は太らない!?

「蒸留酒は太らない」とよく言われますが、それはなぜなのでしょうか?

その理由は、蒸留酒には糖分が含まれないからです。お酒を造るときに欠かせない発酵の工程では、ブドウ糖やアルコールが生成されます。醸造酒にはそのままの成分が含まれるのに対して、蒸留酒では蒸留の工程でアルコールと香りの成分のみを抽出しているので糖分を含みません。

蒸留酒のカロリー

では、気になるお酒のカロリーを比較してみましょう。

焼酎(コップ1杯)……250kcal
泡盛(コップ1杯)……210kcal
ウイスキー(シングル1杯)……71kcal
ブランデー(シングル1杯)……71kcal
テキーラ(1ショット)……64kcal
ビール(中ジョッキ1杯)……180kcal
日本酒(とっくり1本)……200kcal
ワイン(グラス1杯)……110kcal

蒸留酒を活用する料理レシピ!

1.鶏の焼酎蒸し

鶏むね肉を焼酎などの調味料に漬けおき、フライパンで蒸し焼きにします。粗熱が取れるまでしばらくおき、大根・きゅうり・玉ねぎを刻みます。醤油に砂糖を加え、酢でのばし、レモン汁を加えてタレを作ります。刻んだ野菜を器に盛り、その上に食べやすい大きさにカットした鶏肉をのせ、白ごまをふって完成です。

焼酎に漬けおくことで、パサつきがちな鶏むね肉もしっとりします。甘酸っぱいたれでお箸が進みますね。

2.ブランデーケーキ

前日からブランデーに漬けておいた柿とバナナを黒糖・水と一緒に鍋に入れ、ジャムを作ります。バターと砂糖をクリーム状になるまですり混ぜ、卵黄とジャムを加えて混ぜましょう。ふるっておいた粉と、別のボウルに作ったメレンゲを二度に分け入れて、その都度さっくりと混ぜます。型に流し入れオーブンで焼きます。

メレンゲをつぶさないようにさっくり切るように混ぜるのがポイント。ブランデーの香りが効いたジャムが華やかに仕上げてくれます。

3.赤味噌ラフテー

豚肉は下茹でし余分な脂を落とします。再度水と泡盛と共に鍋に入れ、じっくり煮て鍋のまま豚肉を冷まし、油を取り除きましょう。豚肉の煮汁・黒糖を煮立て、食べやすい大きさにカットした豚肉を入れ、落し蓋をして弱火で煮ます。

半量の赤味噌を加えとろみがつくまで煮たら、残りの赤味噌を溶かし入れてさらに煮ます。器に盛り付け針しょうがをのせ、タレをかけます。

赤味噌のラフテーには泡盛がぴったり!コクのある甘い赤味噌ダレがとろけるように柔らかい豚肉に絡んでクセになります。

蒸留酒を知って、お酒の幅を広げよう!

蒸留酒は強いお酒のイメージがありますが、数々の種類があり、飲み方次第で初めてでも気軽に取り入れられそうです。気になった方は、ぜひ今回の基礎知識を参考にしていただき、自分好みの新しいお酒を発掘してくださいね。

そのままお酒として楽しむのはもちろんのこと、お料理に使用するのもおすすめです。お菓子作りによく使われるリキュールだけでなく、蒸留酒を使用することで、華やかな香りが楽しめます。

蒸留酒初心者の方も、ハードルの高いお酒と気負いせず、気軽に楽しんでみてくださいね!
▼蒸留酒って、どのくらい持つの?

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ちあき

育児のかたわらライターをしています。元出版社勤務、料理も食べ歩きも...

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