ライター : kii

調理師 / 製菓衛生師 / 食育インストラクター / フードコーディネーター

「アラビアータ」とは

Photo by kii

「アラビアータ」とは、トマトベースのソースのこと。唐辛子のピリっとした辛さとニンニクのパンチが特徴です。ペンネを絡めた「ペンネ・アラビアータ」でよく使われます。 一般的な作り方は、オリーブオイルで赤唐辛子とにんにくを炒めて香りをだし、トマトを加えて煮込んで味付けをします。バジルやパセリ、玉ねぎなどを加えて作る場合もあります。

名前の意味

アラビアータとは、イタリア語で「激怒」という意味で、唐辛子を使った料理につけられます。 どうして料理に激怒がつくのかというと……「アラビアータを食べて唐辛子の辛さで顔が赤くなった姿が、まるで怒っているように見える」から。ユーモア溢れるネーミングセンスですよね。

本格「アラビアータソース」の基本レシピ

Photo by kii

ここからは、基本のアラビアータソースの作り方をご紹介します。シンプルな材料&親しみやすい味付けで、さまざまな料理にもアレンジしやすい味に仕上げました。 ペンネなどのスパゲティはもちろん、こんがりと焼いたお肉と絡めたり、蒸し野菜のソースしたり……アレンジは無限大です!冷凍保存もできますので、常備しておくと便利ですよ。

材料

Photo by kii

作り方

1.下ごしらえ

にんにくを切っている様子

Photo by kii

にんにくの皮をむいて、固い部分を取り除きます。
にんにくの皮を剥いた様子

Photo by kii

芽は、えぐみや苦みの原因となるので取り除きます。
みじん切りにしたにんにく

Photo by kii

みじん切りにします。
半分に折った赤唐辛子

Photo by kii

赤唐辛子を、手で半分に折ります。
赤唐辛子の種を除いた様子

Photo by kii

種を取り除きます。

2.にんにくと唐辛子を炒める

鍋と唐辛子、オリーブオイル

Photo by kii

煮込むので、焦げないように底が厚い鍋を使います。
鍋に材料を入れた様子

Photo by kii

冷たい鍋に、オリーブオイル、にんにく、赤唐辛子を入れてから火をつけます。じっくりと温度が上げていくことで、にんにくや唐辛子のよい香りを引き出します。
材料を炒めている様子

Photo by kii

焦げないように、木べらなどで混ぜながら炒めます。
にんにくがきつね色になった様子

Photo by kii

にんにくが、きつね色になりましたらOKです。

3.トマト缶を加えて煮込む

鍋にトマト缶を入れている様子

Photo by kii

ホールトマト缶を加えて煮込んでいきます。
トマトソースを煮詰めている様子

Photo by kii

弱火~中火くらい。表面がふつふつという状態で煮込んでいきます。 木べらでトマトを崩したり、なべ底が焦げないようにかき混ぜながら煮込みます。10分ほどすると、とろみがついてきます。

4.みりんと醤油を加えてひと煮立ちさせる

トマトソースにみりんと醤油を加えた様子

Photo by kii

とろみがついたら、みりんと醤油を加えてひと煮立ちさせます。 ※酸味が気にならない場合は加えなくでもOKです。日本人好みのまろやかな味にするために、今回は加えています。

5.塩で味を調えたら完成

塩で味を調えている様子

Photo by kii

塩で味を調整すれば完成です。

アラビアータをおいしく作るためのポイント

Photo by kii

編集部のおすすめ