ライター : ☆ゴン

「トリュフ」って一体何者!?

「トリュフ」はきのこの一種

フォアグラやキャビアと並ぶ、世界三大珍味の「トリュフ」は、フレンチでよく使われる食材。高級レストランで出てくるようなイメージが強いですね。その形と色から、これはなに?と思っている人もいるのでは。じつはきのこの一種で、たいへん高価な食材として知られています。

ほかの国での呼び方

日本でもトリュフと呼ばれますが、正式な和名は「西洋松露(せいようしょうろ)」。日本の松茸と同じく、人工栽培できないきのことされていたものの、最近はヨーロッパで栽培されはじめたとの話も聞きます。

それでもヨーロッパ全体の生産量は、年々減少の一途。黒い色と価格が高いことで、昔から「黒いダイヤ」と呼ばれていました。それはいまも変わらないようです。

チョコレートの「トリュフ」

チョコレートのトリュフは、スイーツ好きな女性なら名前を知っていたり、食べたりしたことがあるはず。バレンタインのときに作ったことがある、という人も多いのではないでしょうか。初心者でも、比較的作りやすい定番のチョコレート。

トリュフチョコレートは、ガナッシュを作って丸め、チョコレートやココアをかけて仕上げるのが一般的です。その形や色合いが黒トリュフに似ていることから、同じ名前がつけられたとされます。

トリュフは2種類ある!

トリュフは大きく分けて、黒トリュフと白トリュフの2種類があります。それぞれのおもな産地と特徴を比較してみましょう。

黒トリュフ

フレンチの高級食材である黒トリュフは、昔からフランスが一大生産地および消費地。次いでスペインやイタリアなども、生産地として有名です。

旬は秋から冬にかけてが一般的ながら、6〜8月に採れる「サマートリュフ」も珍重されます。黒トリュフは加熱して食べることが多く、サクッとした歯ごたえが特徴。香りは、土の匂いや森の匂い、木を切ったときの匂いと、言われることが多いようです。

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