ライター : macaroni_repro

昔から知られていた眠りと食べ物の密接な関係

眠りが浅かったり、眠りの質が悪いと免疫力が落ちて色々な病気を引き起こしやすくなります。風邪をひきやすくなったり、ホルモンバランスが崩れて肥満になりやすくなる以外にも、単純に心身が安まらないですよね。睡眠は大事なのに、眠りによって十分に休養が取れていないという人が多いのも事実。 漢方や中医学の世界では、未然に病気になることを防ぐ「養生(ようじょう)」という考えがあります。つまり予防医学のことですね。きちんとした睡眠を取ることで、病気になることを防ぐということも予防医学では大切な考えの一つです。良質な睡眠を取るために適した食べ物(食薬)というのも、古典の中医学にも記されているほどなんですよ。

良質な睡眠をコントロールするにはどうしたらいい?

人は体温が低下したときに眠くなります。そこで、身体を温める食べ物を食べて一度体温を上げてから、体温が下がってくるタイミングを見計らって眠りに就くというのが一番スムーズ。とはいえ、食べた後すぐ体温が下がるわけではありませんし、胃腸が活発に動いている間に寝始めても眠りの質が下がってしまう原因になります。 食後すぐに眠ると身体によくないだけでなく、眠りの質も下げてしまうので、食事は寝る3~4時間前までに済ませておくのが理想的。その間にお風呂に入ってリラックスしておけば、ちょうど眠る時間に体温が下がりはじめれば眠りにつきやすくなります。

眠りに良い食べ物と、良くない食べ物

一般的にはホットミルクやハーブティーなどが例として挙げられますが、玉ねぎなどの食材にも気持ちを鎮める効果があると言われています。生で食べると効果が得やすいのですが、身体を温めるスープなどにしてもいいでしょう。小腹がすいて眠れないときはナッツやバナナをつまんでもいいですね。 眠れないときは寝酒を飲むという人もいると思いますが、飲み過ぎは逆効果。コップ1杯のワインを電子レンジで軽く温めてホットワインにして眠るといいですね。また、アイスやチョコレートなどは食べた後で胃腸に負担をかけてしまうので、睡眠に良い影響を与えないので気をつけましょう。
夜、眠るタイミングで覚せい効果のあるコーヒーを飲んだり、タバコを吸ってしまうのも逆効果です。身体を温めてくれる生姜類などの辛いものや、お鍋などを夕食に食べるようにしてから眠りにつくようにするなど、睡眠効果を高めるために食生活を工夫してみましょう。
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▼睡眠と食べ物についての知識
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