ライター : zuenmei

まるでアイスキャンディーみたいな名古屋銘菓

Photo by macaroni

あなたは名古屋の銘菓「ういろう」をご存知ですか?中でも「青柳」と人気を二分する「大須ういろ」というブランドのういろうは、とってもおいしいと評判です。
そもそも「ういろう」とは漢字では「外郎」と書き、600年もの昔に中国の米粉と砂糖で作られたお菓子を日本に伝えた人が「礼部員外郎(れいぶいんがいろう)」という官職にあったことからこの名前がつきました。
由緒正しきお菓子ですが、米粉を使っているため、食べてみるともっちりとした食感がたまらなくやみつきに。昔はプレーンと桜、抹茶くらいのバリエーションでしたが、近年では、黒糖やバナナなども登場し、若い世代にも人気が高まっているんですよ♩ 今回ご紹介するのは、おしゃれなクラフト紙のパッケージに入ったアイスキャンディーみたいなういろう「ウイロバー」!さっそく見ていきましょう。

名古屋銘菓の「大須ういろ」

名古屋の銘菓である「ういろう」。それに対して『大須ういろ』は「ういろう」ではありません。このふたつはどう違うのでしょうか?それは、一般的な名詞である「ういろう」に対して、「ういろう」ではなく「ういろ」と一般のういろうと差別化を図った「大須ういろ」は商標登録されているのです。 地下鉄鶴舞線すぐのところにある本店は、1949年(昭和24年)創業。昔ながらの由緒あるお土産どころといった外観で、重厚感があります。中に入るとずらりと「大須ういろ」のバリエーションが並んでいます。 この「大須ういろ」は大須本店の他、名古屋駅構内、名古屋市内の名古屋栄三越本店、松坂屋名古屋店、そして名古屋駅周辺のショッピングモールのエスカとサンモール、大須北にも支店があります。
昔ながらのお土産店といった感じの雰囲気がある、「大須ういろ」本店。 店内にはガラスのディスプレーケースがあり、昔ながらの棒状の「大須ういろ」のほか、ういろにあんこがはいった「ないろ」、昔ながらの製法で3つの味をせいろで蒸して合体した「味いろ(みいろ)」、それに名古屋名物のきしめん、味噌煮込みうどん、ういろときしめんの「ギフトセット」、そして水ようかんなどの季節ものが売られています。 また、甘味処『緋毬』、直営店喫茶『むらやま』など、「大須ういろ」が手がけているお店があり、名古屋名物小倉チーズトーストやかき氷などが味わえますので、こちらも要チェックです!

たべやすくてかわいい「ウイロバー」

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5本入り 648円(税込)
突如として2016年12月に発売された「ウイロバー」。女子ウケしそうなクラフト紙にシンプルな白の模様のパッケージをパカっと開くと、一瞬、マニキュアかと思うようなビジュアルでウイロバーが5本並んでいます。ういろについているバーは、黒の場合とナチュラルの場合があるようです。

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いままで、名古屋のういろうといえば、「超定番」すぎてスルーしていた人も多いと思うのですが、これなら買いたくなってしまいそう! 素材はそれぞれ米粉と砂糖、そして各フレーバーの天然素材を使っています。フレーバーは、さくら、くろ、しろ、ないろ、まっちゃ。くろは黒糖、しろはプレーン、ないろはあんこ入りです。

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また、実際に食べた人の感想も盛り上がっています。 「ママ友がオシャレなういろうを買ってきてくれた♩嬉しくて小躍りしました」「マニキュアみたいでかわいい!一目惚れしました!」「なんとオシャレでかわいい……!これは衝動買いしてしまいそう」と、みなさんその見た目にくぎ付けのようです!

味は全部で5種類

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バーがついていて、一見、アイスバーのように見える「ウイロバー」。味はさくら、くろ、しろ、ないろ、まっちゃと全部で5種類あります。 「パッケージもまるで画材が入っているかのようなクラフトパッケージでおしゃれ~」と、そのパッケージや見た目の口コミが多いのですが、味に関してのこんな口コミもありましたよ。
「見た目は現代風だけど、味はもっちりしてて昔ながらのおいしさ」「ういろうの『くろ』って何かと思ったら黒糖入り!おいしい! 」「味は昔から変わらないおいしさで安心」と、ほっとひと息できる昔ながらの味です。 「ウイロバー」はなんせビジュアルが現代風でオシャレ!その上、伝統を守った昔ながらのおいしさなので、若い女性に大評判です!

オリジナル商品「ないろ」も人気!

外郎(ういろ)に対して内郎(ないろ)とは、まるでギャグのようなネーミングですが、ないろは、ういろに「こしあん」を加えた、ういろうと羊羹の中間のようなもっちりした触感のお菓子なんです。それでいて羊羹よりは甘さが控えめなので食べやすいです。 見た目は写真のようなコンパクトなタイプもありますが、昔ながらの延べ棒のようなタイプもあります。でもやはりういろとセットになったカラフルな見た目に人気があり、このコンパクトなタイプが売れているようです。 「ういろうも好きだけど、ないろはもっと好き」というファンもいて、根強い人気があるようです。名古屋といえば「ういろ」が有名で「ないろ」は、ちょっと影に隠れがちですが、隠れた名品なのかも知れませんね。

名古屋銘菓は通販で購入可能!

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残念ながら、ウイロバーは通販では買えないのですが、昔ながらのういろやないろ、ギフトセットなどは「おみやげパーク」という通販サイトで購入が可能ですよ。 名古屋で珍重されるおみやげである「重くて安いもの」のポリシーにきっちりハマるういろ、ないろは、見た目が大きくてかさが張っているわりにリーズナブルです。
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