ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

冬瓜(とうがん)の保存方法

Photo by 稲吉永恵

冬瓜はそのほとんどが水分でできている野菜。冬という漢字がつきますが、旬は初夏から秋にかけて。みずみずしい、さっぱりとした冬瓜は、ぜひ暑い時期に食べるのがよいでしょう。

大きいものになると10kgを超す冬瓜。まるごと買ってきた場合にはその保存にも困りますよね。冬瓜を上手に保存する方法や保存期間を覚えて、おいしい冬瓜料理を楽しみましょう。

冬瓜は冷凍保存すれば長期の保存も可能になります。長持ちさせられる冷凍方法についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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【常温】冬瓜をまるごと保存する方法(保存期間1〜3ヶ月程度)

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冬瓜を常温で保存する場合は、切らずに風通しの良い冷暗所で保存しましょう。カットしないことがポイントです。この場合の冷暗所とは、太陽の光が直接当たらない、15~25℃の温度が一定である場所を指します。

真夏日ですと、室内でも気温が上がりやすいので、暑くなりすぎないように注意してください。床下収納庫などがベストです。冬瓜をカットしてしまうと、断面から水分が抜けてパサパサになり、腐りやすくなります。

保存期間

丸ごとの冬瓜は、1〜3ヶ月程度の保存が可能です。販売時の輸送状態や保存状態にもよりますので、時間が経ってしまった場合は見ためや、感触、嗅いなど冬瓜の状態を確認してくださいね。

【冷蔵】カットした冬瓜を保存する方法(保存期間2~3日)

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冬瓜はワタの部分から傷み始めます。カットして保存する際は、ワタと種を取り除いて保存してください。

皮付きのまま冬瓜にきっちりラップをして保存するか、皮を剥いて使いやすい大きさに切ったものを同じくラップでしっかり包み、さらにフリーザーバッグに入れて冷蔵庫に入れます。皮は厚めに剥くと青臭さが避けられますよ。

保存期間

ワタや種を取り除いても、冷蔵庫で保存できる目安は2~3日です。お店で陳列されていた期間や輸送状態などにもよりますが、なるべく早く食べ切ることをおすすめします。

【冷凍】カットした冬瓜を保存する方法(保存期間約1ヶ月)

生のまま冷凍

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冬瓜の冷凍はカットしたものを冷凍庫に入れます。種とワタを取り除き皮を剥いたら、調理しやすいお好みの大きさに切りましょう。空気が入らないようにラップをしたものをフリーザーバッグに入れ密封し冷凍します。金属のトレーの上にのせて急速冷凍がよりおすすめです。

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