ライター : 伊藤 千亜紀

フードアナリスト

塩小さじ1杯、どのくらい?

レシピ本でもよく見かける「大さじ」「小さじ」といった、計量スプーンで計る調味料の分量。みなさんは正しく把握していますか? レシピによっては大さじ、小さじ単位ではなく、グラムを使った表記で書かれている場合もありますよね。 では、小さじ1杯の塩は何グラムなのでしょうか。計量スプーンがなくても目安を知っておけば、いざというときに便利ですよ。

塩の小さじ1杯は約6g

通常の食塩・精製塩の場合、小さじ1杯は約6gです。 実は同じ小さじ1杯の塩でも、種類によって重さが異なります。例えば、粒が細かいサラサラのタイプの塩は、スプーンに隅々まで詰まりますが、粒が大きいと隙間ができますよね。そのため、粗いタイプは細かいタイプより小さじ1杯分の重さが軽くなるんです。

小さじ1杯の粗塩(天然塩)

上でも書いたとおり、粗塩(天然塩)は粒が粗く、通常の食塩よりも小さじ1杯の重さが軽くなります。粗塩(天然塩)の小さじ1杯は約5g。1gしか変わらないと思うかもしれませんが、約2割減ることになるんです。

小さじ1杯の雪塩

雪塩とは、宮古島で生まれたパウダー状の塩。小麦粉のようにサラサラと粒が細かい雪塩の小さじ1杯は、なんと2g!大さじ1杯でも5gしかありません。通常の食塩の3分の1。塩のなかではかなり細かいタイプですが、とっても軽いんですね。

大さじ1杯のグラム数

通常の食塩・精製塩の大さじ1杯は約18gです。大さじは小さじの約3倍なので、この分量になります。目安として覚えておけば、小さじスプーンしか手元にない場合でも、計量することができますね。

塩ひとつまみ・少々の量

レシピやお料理教室でよく使われる単位として「ひとつまみ」も、よく見かけます。「少々とは違うの?」と思っている方も多いはず。どちらもわずかな量に違いはありませんが、ひとつまみと少々は、同じではないんですよ。

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