ライター : kii

調理師 / 製菓衛生師 / 食育インストラクター / フードコーディネーター

まるで芸術品のようなスイーツ!

Photo by kii

近頃、料理はおいしいだけではなく、美しさやおしゃれ感も大切となっています。インスタグラムやツイッターといったSNSに、素敵な料理写真をアップをしている方も多いですよね。 SNSにアップするのにぴったりなフォトジェニックなスイーツが話題となっています。それがこちらの「スワンシュー」です。とてもかわいらしい見た目で、女性の心をわしづかみにしています。 今回は、このスワンシューの作り方&東京近郊で食べられるお店をご紹介します!あなたも「スワンシュー」をSNSでアップして、お友達に自慢しちゃいましょう♩

ブーム到来⁉︎「スワンシュー」

こちらがおしゃれ女子のなかで話題となっている「スワンシュー」です。ふわふわな生クリームは、まるでほんとうの羽毛のよう。お店のスワンシューは、形の関係上クリームがたっぷりなものが多いです。クリーム好きにはたまりませんね。

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実際に食べたひとは、「おしゃれな見た目でSNSにもぴったり!」、「かわいすぎて食べるのがもったいない」、「どこから食べてよいのか迷ってしまう」……など、その見た目にときめいているようです。

気になる!スワンシューの作り方

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美しい姿がとても魅力的なスワンシュー。いったいどのように作られているのでしょうか?ここからは、スワンシューの作り方を詳しくご紹介していきます。 シュー皮がとてもおいしいので、ホイップ済みの生クリームでも本格的な味を楽しめますよ!もちろん、ご自分で作ったお好きなクリームでもOKです。

材料(8個分)

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・水 50g ・牛乳 50g ・バター 50g ・グラニュー糖 小さじ1 ・塩 指3本でひとつまみ ・薄力粉 50g ・溶き卵 2個分 ※生クリーム(ホイップ済みのもの) 250㏄

作り方

1. 下準備をする。

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薄力粉をふるいます。

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シュー生地を均等に絞ることができるように、クッキングシートに目安をつけておきます。筆者の家のオーブンの天板は丸型なので、クッキングシートを丸く切って、折り目をつけました。 ※スワンの胴体を8個分、首は折れやすいので多めに12個分にしています。首は、形がよいのを選べるように多めに作っておくとよいですよ。

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絞り袋も2種類用意しておきます。首用の小さめのものはクッキングシートで作りました。 ※口金の直径 胴体用:約1.5cm、首用約0.5cm クッキングシートで作る絞り袋は、下記を参考にしてくださいね。

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バターは小さくカットしておきます。大きいままですと溶けるまでに時間がかかって、水分量が変わってしまうので注意してください。
生地を絞ったらすぐに焼けるように、オーブンを200℃で余熱しておきます。
2. 薄力粉、溶き卵以外の材料を加熱する。

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水、牛乳、バター、グラニュー糖、塩を鍋に入れて加熱します。 ※鍋は、底が厚いものを使いましょう。火がじんわりと入るので、生地を焦がさずにしっかりと火を通すことができます。
3. 薄力粉を加えて混ぜる。

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バターを完全に溶かして沸騰させます。

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沸騰したら、火からおろして薄力粉を加えます。 火にかけながらですと、水分が飛び過ぎてしまうことがあります。失敗しないように、一度火からおろすのがおすすめです。

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最初はぽろぽろと生地にまとまりがありません。しっかりと混ぜていくと、生地がひとつにまとまります。

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生地がまとまったら、再び火にかけます。しっかりと混ぜながら加熱します。なべ底に薄く膜がはったらOKです。 ※焦げないようにしっかりと混ぜてください。
4. 溶き卵を加えていく。

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生地をボウルに移して、溶き卵を加えていきます。まず1/2くらい入れます。

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このように最初は分離します。いったいになるまで、しっかりと混ぜます。完全に混ざったら、少しずつ溶き卵を加えて混ぜていきます。

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木べらで生地をすくってみて、生地の固さを確認します。これは生地が固いので、溶き卵を加えてください。

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溶き卵を入れすぎて緩くなってしまうと、もとに戻すことができません。ある程度緩くなってきたら、スプーンで少しずつ加えて調整します。

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木べらですくった生地が重さで下に落ちて……

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木べらに残った生地が、▽になったらOKです。
5. 胴体を絞って焼く。

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大きめの絞り袋にシュー生地を2/3くらい、小さめの絞り袋に残りの1/3を入れます。 まず胴体を絞って焼きます。時間をおいてしまい生地の温度が下がってしまうと膨らみません。必ず胴体から作業を進めてください。

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絞り袋の先を1cmくらい浮かして絞ります。

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2cmくらいの太さになったら……

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そのままの太さを維持するように、絞り袋を動かしていきます。太さ2cm×長さ5㎝に絞ります。

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最後は力を抜いて、流すイメージで……

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斜め上に引き上げます。同様に8個絞ります。

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霧吹きをして、生地を焼きます。 200℃で15~20分、180℃で10~15分です。お使いのオーブンによって、時間が変わってきますので調整してください。 焼き上げるまでオーブンは開けないでください。生地がしっかりと焼き固まる前に、冷たい空気に触れてしまうとしぼんでしまいます。

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焼けたら、網の上で冷ましておきましょう。
6. 首を絞って焼く。

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胴体をオーブンで焼いている間に首を絞ります。 S字に絞っていきます。Sの下側から絞っていき……

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頭の部分まできたら、そこで絞り袋を止めます。そのまま生地をさらに絞ると丸くなっていきます。

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丁度よい大きさまで絞れたら、力を抜いて……

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斜め下に流すイメージで生地を切ります。 これを12個分繰り返します。予備の分も作っておきましょう。霧吹きをして、180℃のオーブンで10~15分焼きます。焼けたら、網の上で冷ましておきましょう。
7. 組み立てて完成!

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生地がしっかりと冷めたら、組み立てていきます。冷めないうちにカットしてしまうと、生地がボロボロになってしまいます。 まずは胴体をカットしていきます。

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厚さが半分になるようにカットします。

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焼いたときに上になっていた方を、さらに縦半分にカットします。

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お好みのクリームを絞っていきます。今回は、市販のホイップ済みの生クリームを使いました。

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まずは、真ん中に1本絞ります。

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さらにそのサイドに2本絞ります。

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最初に絞った真ん中の上に、追加でもう1本絞ります。 ※正面から見ると、△になります。

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縦半分にカットしたものを、翼に見立ててつけます。このとき、斜めにつけるのがポイント!躍動感がでて、よりスワンっぽくなりますよ。

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最後に首をつけて……完成です!チョコペンでお顔を書いても素敵です。

シュー生地作りのポイント3

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