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ローレルとローリエ……レシピを見ると似た使い方をしていて、あれ?同じもの?と疑問に思ったことありませんか?さらにいうと、月桂樹は違うもの?今回はローレルとローリエ、そして月桂樹についてレシピ付きで詳しくまとめました。

ローレルはローリエ?

煮込み料理に欠かせない、ハーブやスパイス。具体的にどのような効果を発揮してくれるのか詳しいことまでわからない部分はあっても、ハーブやスパイスを入れることで風味や旨みが増すことはご存じですよね。なかでも様々な料理に大活躍のハーブが、ローレルです。

煮込み料理のレシピを探している時に、「ローレル」という名前のスパイスや、「ローレリエ」という名前のスパイスを見たことはありませんか?どっちも似たような発音で、似たような使い方をしていますよね。これは一体同じものなのでしょうか?全く別のスパイスなのでしょうか?今回は、「ローリエ」と「ローレル」の違いを解説したいと思います。

ふたつは同じもの!

ローリエ・ローレルとは

「ローリエ」も「ローレル」も実は同じスパイス。呼び方が違うだけです。ローリエ”laurier”はフランス語、ローレル”laurel”は英語やスペイン語です。

名前はラテン語の”Laudis(誉め称える)”からきています。古代ギリシャでは、ローリエの葉のついた若い枝を編んで「月桂冠」として、勝利や名誉の象徴に戦やスポーツの勝者に与えられました。オリンピックで聖火ランナーや勝者が冠を被っているのを見たことはないでしょうか?今日でも、スポーツの勝者に月桂冠を与えるのは、これが所以です。

主な原産地は、地中海東部沿岸や西アジアと言われており、現在ではギリシャ、トルコ、フランス、イタリアなどヨーロッパ各国で盛んに栽培されています。

香りについて

清涼感のある香りが特徴的です。生のタイプはすっきりとした香りと多少の苦みがあり、乾燥すればするほど香りは強くなります。それは、乾燥させ水分が抜けると同時に青臭い成分も一緒に抜けていき、残った香り成分が強調されるようになるためです。

ローリエの効果や役割

ローリエは単に香りづけだけではなく、肉や魚などの臭みを消す効果があります。香りの主成分はシオネールで約50%を占めていて、このほかゲラニオール、リナロール、オイゲノールなどの成分も含まれています。
市販のローリエには、そのままの葉の形で販売しているタイプとパウダータイプがあります。葉のままのタイプを使う場合は、切れ目を入れたり葉を折り曲げたりすると、成分が染み出しやすくなり、香りの出が強くなります。パウダータイプは香りが強いので、お肉にまぶして焼いたり、お魚にまぶしてマリネするといった使い方がオススメです。
ローリエは様々なレシピで使用されています。ひき肉の炒め物、煮込み料理、野菜の炒め物などにも使え、肉の臭みを消してくれるだけではなく、グッと風味を良くしてくれます。炒め物でも煮物でも、一枚タイプのローリエを使用する場合は長時間火に通さないようにしましょう。長く煮過ぎたり、炒めすぎたりすると苦みが出てしまいます。

月桂樹は和名

もうひとつのローリエの別名が「月桂樹」。これは日本国内で使われる和名ですね。月桂樹はクスノキ科の常緑高木ですが、この葉を乾燥させると料理に使うローリエやローレルになります。つまり、ローリエ、ローレル、月桂樹は全て同じものなのです。

他の香草と組み合わせることも多い

スパイスを使うと、どうしてもスパイスの香りが全面に出てしまって苦手……という方には、ローレルを単品使いするのではなく、他のスパイスと組み合わせて使ってみることをオススメします。

スパイスは、似たような香りを持つスパイスと組み合わせることによって、複雑な香りを生み出し、スパイス臭さを軽減することができます。これをスパイスの「ブレンド効果」と言うそうです。ここで有名なブレンドスパイスを2つご紹介します。

ブーケガルニ

ブーケガルニとは、フランス料理などの西洋料理で使われるハーブを糸で数種類束ねたものです。フランス語の”ブーケ(花束)”と”ガルニ(添えもの、飾りつけ)”という言葉からきています。使うハーブは地域や料理する人によって違いますが、ローリエ、セロリ、タイム、パセリといったハーブが使われることが多いです。

フランス料理の場合、鶏や肉、魚などから作るスープやブイヨンを作る際の臭い消しとして、また煮込み料理の香りづけとして使うことが多いです。

ガラムマサラ

インド料理でよく使われる定番のミックススパイスです。このガラムマサラにも、ローリエはよく使用されています。使うスパイスの種類は地域や家庭によって様々ですが、基本的にはシナモンや、クローブ、ナツメグを使うことが多いです。いずれも香りを高めるために使われています。香りを活かすためには、煮込み料理などの場合は火を止める直前に加えることがポイントです。

ベイリーフとは違うの?

レシピの中には、ローリエやローレルと同じように、「ベイリーフ」というスパイスが使われているのを見たことがありませんか?サイトによっては同じものとして表記している場合もありますが、同じスパイスなのでしょうか。

ベイリーフとは

主にインド産で、「カシア」という葉を乾燥させたもの。香りも異なります。カシアとは、シナモンの代わりに流通していたりするほど、シナモンと類似したスパイスです。

ベイリーフは英語圏では「インディアン・ベイリーフ」とも言われます。ローリエやローレルと似たような見た目をしていますが、別物です。見分け方は、葉脈の方向です。

・ベイリーフ:葉脈が縦
・ローリエ・ローレル:葉脈が横

ベイリーフは主にインド料理で使用され、クミンとの相性が良いです。油に香りをつける「テンパリング」に使用します。カレーを炒める際に使ったり、ひき肉をクミンシードと炒めたりしても相性バッチリです。

ローリエをベイリーフの代わりに使うのは良いと思いますが、逆にベイリーフをローリエの代わりに使うのは味が変わってしまうのでオススメしません。見た目は似ていますが、効果も用途も違いますので、気をつけましょう。

ローリエを使ったオススメレシピ

張り切ってローリエを購入したはいいものの、使い道に困って、余っていたりしませんか?そこで今回は、ローリエを使ったオススメレシピを5つご紹介します。これぞローリエの王道の使い道!というものもあれば、こんな使い方もあるんだという発見レシピまで様々です。ぜひローリエを使いこなしちゃいましょう!

ポトフ

寒い日の定番ポトフ。お野菜とベーコンの旨味がスープに染み出して、心も体もホッとする一品です。ローリエを入れることで、様々な食材の旨味とともに、グッと風味が豊かになります。大量に作って余ったら、カレーやシチューにリメイクもできちゃいますよ。

ビーフシチュー

これぞローレル王道の使い道!圧力鍋を使って、牛肉をほろっほろにしたビーフシチューです。赤ワインをふんだんに使い、ローリエと一緒に煮込むことで味に深みを出していきます。色が変わらないように、ブロッコリーは最後に入れましょう。彩りもキレイな冬のおもてなし料理の完成です。

ピクルス

カリフラワーとブロッコリー、パプリカを使った彩鮮やかなピクルス。食材をさっと湯通しして、リンゴ酢ベースのピクルス液と一緒に一煮立ちさせるだけです。ローレルとグローブが香り、オシャレな大人のおつまみになりますよ。

チキンマリネ焼き

ただのチキン焼きではありません!ローリエ、ローズマリー、タイムを使ったハーブ入りのマリネ液に漬け込んでから焼くことで、ジューシーで香り高く仕上がります。ニンニクをきかせるのもポイントです。レシピではフライパンで焼いていますが、フライパンで焼き目をつけてからオーブンで焼いても良いでしょう。

イワシの大葉とチーズ焼き

大葉とプロセスチーズをくるくる巻いたイワシの揚げ物に、洋風のトマトソースを添えたひと品です。玉ネギ、ニンニク、ローリエを玉ネギが薄く色づくまで炒め煮にして、トマト水煮を入れてさらに煮詰めたら、香り高いトマトソースが出来上がります。イワシの揚げ物というと和風の味付けを想像しがちですが、ハーブが効いたトマトソース&プロセスチーズと相性抜群です!

ローリエの保存方法

通常、ローリエは乾燥したタイプを購入することが多いと思いますので、腐ってしまう心配はありませんが、きちんと保存しないと味や香りが落ちていきます。ローリエは特に水分と熱を嫌うので、しっかりと密封できるビンなどの容器に入れて、湿気の少ない冷暗所で保管しましょう。冷蔵庫で保管しても良いでしょう。

変色を防ぐには?

ローリエは紫外線に当たると、だんだんと褐色になっていきます。家で余っているローリエが変色していくのはそのためです。変色してしまうと見た目が良くありませんし、成分も落ちていきます。変色を防ぐなら、光を通さないようなビンに入れたり、光が当たらない場所で保存するようにしましょう。

ローリエは自家栽培も可能で、ベランダなどに置いたプランターや鉢植えで育てることができます。とても生命力の強い樹木なので、日当たりがよければグングン育ってくれます。初心者にも安心な樹木です。

葉はほぼ1年中収穫できますが、乾燥させた方が香りが高く、効能も強くなります。干して乾燥させる場合は、湿気が少なく、日光が当たらない場所に干しましょう。また、風通しが良い場所というのもポイントです。真夏なら1週間前後で乾燥したものが出来上がりますよ!

ローリエもローレルも月桂樹も同じもの!

スパイスとは不思議なもので、トマトソースに1枚、ポトフスープに1枚と……ほんの少しお料理に使うだけで、普段作っているお料理の風味が格段にUPします。

スパイスの効果は、風味付け、辛み付け、色づけといった効果がありますが、それぞれのお料理や食材にあったスパイスを選びましょう。ぜひスパイスを上手に使いこなして、ちょっと凝ったお料理もパパッと作れるようになったら素敵ですね。

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ちあき

育児のかたわらライターをしています。元出版社勤務、料理も食べ歩きも...

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