ライター : 田村佳奈子

フードスタイリスト / フードコーディネーター / フードアナリスト

おかずに人気!コンビーフの作り方を徹底伝授!

Photo by kanakotamura

お肉を塩漬けにしたコンビーフは、おつまみやおかず作りにぴったりな食材ですね。日本では一般にほぐした牛肉の缶詰が主流ですが、本来は長期航海用や軍需用の保存食料である塩漬け牛肉のことを言います。そのため欧米では、缶詰ではなくほぐした状態でもない、ブロック肉であることが一般的。 肉のうまみがぎゅっと凝縮されているので、ほぐさずそのままステーキのように切り分けて食べるのもおいしいです。
漬け込んでおいたお肉は熟成され、独特の旨味を楽しむことができます。ほぐして食べるもよし、ステーキのように切り分けて食べるもよし。アイデア次第でいろいろな料理に応用できます。

簡単にできる!コンビーフの基本の作り方

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缶詰に入っているコンビーフをいつも見ていると思いますが、実際に作ってみましょう。圧力鍋を使えば簡単にできますよ。完成したコンビーフは、マスタードをたっぷりつけて食べるのがおすすめです。では、さっそくレシピを紹介していきましょう。

材料(作りやすい分量)

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  • 牛もも肉のかたまり 500g
  • すり込み用
    • 粗塩 小さじ2
    • ブラックペッパー 小さじ1
    • コリアンダー 小さじ1//2
    • オールスパイス 小さじ1/2
  • 漬け込み用
    • セロリの葉 20g
    • パセリの茎 3本
    • たまねぎ 1/4個
    • にんじん 1/4本
    • 赤ワイン 100㏄
    • クローブ 5~6粒
    • はちみつ 大さじ1
  • 煮込み用
    • ローリエ 2枚
    • 適量

コツ・ポイント

  1. 牛肩やスネだと肉々しい味わいに、牛モモだとジューシーな仕上がりになります。
    お好みでお肉の部位を変えて、色々楽しんでみて下さいね。

下ごしらえ

野菜を切る

たまねぎは4等分のくし切り、にんじんは薄い輪切りにする。

作り方

1.牛もも肉に材料をすりこむ

牛もも肉に粗塩をすりこむ様子

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牛もも肉を流水で洗い、清潔なキッチンペーパーで水分をふき取り、フォークで刺し表面に穴をあけ粗塩をすりこむ。
牛もも肉にスパイスをすりこむ様子

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ブラックペッパーやコリアンダー、オールスパイスもすりこんでいく。

2.冷蔵庫で寝かせる

牛もも肉にラップをかけている様子

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ラップをして1時間ほど冷蔵庫で寝かせる。

3.保存袋に材料を入れる

保存袋に材料を入れる様子

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保存袋に漬け込み用に材料を入れておく。

4.牛肉の水分をふく

余分な水分が生じた牛肉の様子

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牛肉を取り出し余分な水分を軽くふく。 *ここで再び塩を軽くふると、しっかり味が付きます。

5.冷蔵庫に入れて漬け込む

保存袋に入れられた材料

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3.の保存袋に入れ空気を抜き密閉したら、冷蔵庫のチルド室にいれ、5〜7日間漬けこむ。(毎日上下を返しましょう)

6.牛もも肉を取り出す

トングで保存袋から牛もも肉を取り出す様子

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トングなど使い、袋から出してつけ汁を切る。

7.牛もも肉を煮込む

牛もも肉を煮込んでいる様子

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お鍋にひたひたの水とローリエを入れ、沸騰したら弱火にし、あくを取りながら1時間~2時間ほど煮込む。 *圧力鍋なら加圧高圧15分、自然放置。 (フィスラーの圧力鍋の場合です。メーカーによって異なりますので、牛もも塊肉の加熱時間をご確認下さいね) 火を消したら、そのまま冷めるまで置いておく。

アレンジ自在!コンビーフの食べ方

塩漬けなので、そのままステーキのように切り分けて食べるのもいいですが、細かくほぐしていろいろなレシピに活用するのもおすすめです。どのようなメニューに合うのか、いくつかピックアップしてみました。 【アレンジ例】 ・パスタや焼きそばの具に。 ・オムレツに入れる。 ・マヨネーズと和える。 ・スープに入れる。 ・サラダにトッピングする。 ・卵かけごはんにのせる。 など、さまざまなアレンジができますよ!
今回は、簡単アレンジレシピをひとつご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

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