ライター : enid

食いしん坊ライター

ししとうってそもそも辛いもの?

ししとうとは、正式名称は「獅子唐辛子(ししとうがらし)」。先端が獅子の頭に似ているため、獅子唐辛子と呼ばれるようになったと言われています。 正式名称から分かる通り、実はししとうはナス科”トウガラシ属”の果実です。青唐辛子と見た目がそっくりなのが分かりますね。もともと唐辛子はコロンブスによって中南米からスペインに広まり、そこで辛みが少ない品種ができたと言われています。唐辛子は辛みがある品種、ししとうは辛みがほとんど無い品種なのです。

ししとうが辛くなる原因

ししとうは、暑さや水分不足などによってストレスを受けると辛くなります。そもそも、ししとうは唐辛子属。原産地である中南米の暑い土地からやってきて、青唐辛子の辛み成分を抜いて、食べやすく品種改良されたものがししとうです。極端なストレスを受けると、辛みをもったものがあらわれるようです。 その理由として、青唐辛子が元来持っている辛み成分をつくる遺伝子が活発に働いてしまうためだとか、一種の防衛本能だとかなどと言われています。

辛いししとうの見分け方

10%の確率で当たるししとうですが、もし辛いししとうを見分ける方法があれば知っておきたいですよね。実は、見分け方があるのです。完璧に選別するのは無理かもしれませんが、辛いししとうにはある程度特徴があるのでぜひこの機会に学んでおきましょう!

形がいびつ

ストレスを受けたししとうは辛みが多いです。ストレスを受けると成長が鈍化したり、それが形に表れるたりするため、形がいびつなものは辛みが強いと言われています。

先がやけに細い、不自然に細長いなど、形がいびつなものは辛い確率が高いので、避けたほうが良いでしょう。

ツヤがなくシワが少ない

表面にシワが少なく、光沢がないししとうは、辛い可能性があります。ストレスを受けて育ち、スムーズに成長できないことから不健康な見た目となるようです。包装されている状態で確認できるので、買い物の際の参考にしてください。

種が少ない

見た目以外の判別基準としては、種の数。種の数が少ないほど辛いとされています。辛いししとうは種が少なく、辛くないししとうの3分の1程度しか無いようです。

残念ながら、種の数は購入前には分かりませんが、購入後いざカットしてみて、種の数が少なかったら辛いししとうとして調理に使いましょう。

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