ライター : Raico

製菓衛生師 / スイーツ&フードアナリスト / フードライター

手作りクッキーの賞味期限っていつまで?

プレゼントやおやつに大活躍する、手作りクッキー。子どもたちと一緒に作って食べるのも楽しいクッキーは、人気がありますよね。最近はかわいらしいデザインのアイシングクッキーも流行っています。手作りクッキーは防腐剤や添加物が入らないので、小さなお子さまのおやつにも安心です。

ただ手作りクッキーは、作りすぎてしまいがち。作ったはよいけれど、賞味期限はどれくらい大丈夫かご存じでしょうか?焼き菓子のため長持ちしそうですが、どのようにすればおいしく長く保存ができるのか、この記事では手作りクッキーの賞味期限と保存方法について紹介します。

お店のクッキーの賞味期限は長い

普段スーパーやコンビニでクッキーを買うとき、クッキーの賞味期限を気にしていますか?市販クッキーの賞味期限は、数か月から1年が平均的。洋菓子店やパン店などで販売されているものでも、およそ1か月程度は日持ちすることが多いようです。

さらに、防災用に保存食として作られているクッキーは、5年以上の賞味期限があり、長期保存できるものがほとんどです。商品の種類や乾燥剤の有無、開封されているかいないか、温度など、保存環境によっても期限は前後しますが、いずれにしても長期保存できる食べものといえます。

手作りクッキーの賞味期限

手作りクッキーの場合、賞味期限はどのくらいなのでしょうか?一般的にいわれているのは1週間程度で、常温保存でおいしい状態が保てるのは3日が目安です。

長く保存したい場合はシンプルクッキーを

市販品に比べると保存料が入らないぶん、手作りクッキーの賞味期限は短いです。長くおいしく食べられるクッキーを作りたい場合は、材料がよりシンプルなものがよいでしょう。またクッキー自体の水分、温度や湿度、日当たりなどの環境も、賞味期限に関係してきます。

クッキーそのものに水分が少ない場合は、カビが発生しにくく日持ちします。中にチョコレートやフルーツなど水分が多く含む食材が入っているものや、クッキーそのものがしっとりしているタイプの場合は、賞味期限が短くなります。

一方でクッキーが水分を吸収しないようにするために、湿度の低い環境で保存すると、賞味期限をのばすことができます。しっかりと密封して高温多湿と直射日光を避ければ、賞味期限までおいしく食べることができるでしょう。

保存は常温で

クッキーは、常温保存が可能なお菓子です。焼き上げるときに高温になるので、カビや雑菌は死滅し、無菌に近い状態でできあがります。そのため、常温で保存しても傷みにくいのです。ただし、高温多湿、直射日光は避けて、風通しのよい涼しい場所で保存してくださいね。

湿度を避けるために、保存用の袋の空気はできるだけ抜いて、しっかり密封をします。乾燥剤と一緒に、直射日光の当たらない涼しい場所に保存するとよりよいでしょう。乾燥剤がない場合は、茶葉や茶殻でもOK。未使用の紅茶のティーバッグをそのまま一緒に入れておくと乾燥剤の代わりになり、香り付けにもなります。

手作りクッキーを長持ちさせるコツ

できるだけ早く食べたほうがおいしいクッキーですが、少しでも長持ちさせてじっくりと楽しみたいですよね。プレゼント用に用意するときも、せっかくなら長持ちするクッキーを渡したいもの。おいしい状態でクッキーを長持ちさせるコツを紹介します!

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