そもそも甜麺醤（テンメンジャン）とは？

そもそも甜麺醤とはどのようなものなのでしょうか。

甜麺醤とは、中華料理に使われる味噌の調味料。北京ダックを食べるときにつける、あの黒っぽい味噌がそうです。別名「中華甘味噌」とも呼ばれ、独特のコクと甘みが特徴。もともとは小麦粉と塩を混ぜ、特殊な麹を加えて作られたものでしたが、最近では大豆を発酵させて作られていることが多いようです。

そのまま肉や野菜につけて食べられることも多いですが、加熱すると香りが増すので回鍋肉や麻婆豆腐などの炒め料理の調味料としてもよく使われています。中華料理には欠かせない調味料のひとつですね。

甜麺醤の代用アイデア6選

甜麺醤がキッチンにない……そんなときは身近な調味料で代用可能です。普通の味噌や赤味噌、八丁味噌のほか、豆板醤や焼肉のタレなどでも代用できますよ。それぞれ、配合量の目安や代用時のコツも紹介するので、ぜひチェックしてみてください。

1. 味噌で代用するアイデア

ご家庭に常備していることが多い味噌を使えば、簡単に甜麺醤の代用品を作ることができます。

味噌大さじ1杯に対して、しょうゆ小さじ1/2杯、砂糖小さじ1/2杯、ごま油小さじ1/2杯を混ぜるだけ。フライパンや鍋に材料を入れて、弱火にかけながら練り上げると、より本格的な味わいになりますよ。

2. 赤味噌で代用するアイデア

実は日本で製造・販売されている甜麺醤には、赤味噌をベースにしているものが多いんです。そのため、赤味噌で代用する方法も理にかなっているといえるでしょう。

赤味噌大さじ1杯に対し、砂糖大さじ1/2、しょうゆ小さじ1/2、ごま油小さじ1/2を混ぜればOK。甘口赤味噌の場合は砂糖の量を少なめにするといいですよ。