ライター : chika

管理栄養士 / 公認スポーツ栄養士 / 調理師

ウインナーの賞味期限

大人も子供も大好きなウインナー。大人はおつまみに、子供のお弁当にタコさんウインナーを入れるなど、いろいろな料理に使えますよね。

とはいえ、たくさん購入してもなかなか使いきれずに、期限ギリギリになって消費に焦ってしまう、という方も多いのではないでしょうか?ですが、賞味期限内に必ず食べなければいけないというわけではないことをご存じですか?

ウインナーをおいしく食べられる期限、食べてはいけないウインナーの見分け方、保存方法などについて、詳しく解説します。

そもそも「賞味期限」とは?

そもそも「賞味期限」とは、何を表した期限なのでしょうか。食品によって「賞味期限」が表記されていたり、「消費期限」が設定されていたりしますよね。

「賞味期限」とは、「期待されるすべての品質の保持が十分に可能であると認められる期限」のことで、期限まではおいしく食べることができることを意味しています。ヨーグルトやハム、ウインナー、スナック菓子、缶詰など、劣化が比較的遅い食品や品質が長く保持される食品に設定されています。

一方、「消費期限」とは、「腐敗、変敗そのほかの品質の劣化に伴い安全性を欠くこととなるおそれがないと認められる期限」のことで、期限を超して食すと危ないことを意味しています。パン、肉、弁当、惣菜などの傷みやすい食品に設定されています。

いずれも、“未開封”の状態で指定された保存方法で保存した場合に有効となる期限です。

これら定義から分かる通り、「賞味期限」は「消費期限」とは異なり、期限が過ぎたからといってすぐに食べられなくなるわけではありません。

おいしく食べられる期間は?

ウインナーの賞味期限は、商品によって異なりますが、製造から3週間~1ヶ月とされています。未開封でパッケージに記載された温度帯で保存した場合、この期間内はおいしく召し上がれますよ♪ ただ、一度開封すると、空気に触れて品質が保てなくなります。開封したら、2~3日を目安になるべく早めに食べきりましょう。

食べてはいけないウインナー

白く糸をひいたり、ネバネバしている場合は、細菌が繁殖している可能性があります。また、袋の中の水滴が白く濁った状態で粘ついていたり、酸っぱいような臭いがしていたり、カビが生えていたりする場合も食べないようにしましょう。

購入したときよりも包装がパンパンに膨らんでいる場合も要注意です。ウインナーを調理する前や食べる前に、状態を一度よく見てみてくださいね。

開封後、冷凍保存した場合は?

ウインナーを長く保存しておくには冷蔵よりも冷凍保存したほうが長持ちします。冷凍する場合は、小分けにラップで包んで冷凍してください。少量ずつ、一度に使いきれる分だけをラップしたほうが劣化を防止できます。

あまり長期間冷凍をしていると、冷凍焼けをして鮮度が落ちる場合がありますので、冷凍した場合でも1ヶ月以内に食べきるのがおすすめです。

解凍方法

冷凍したウインナーの解凍方法は大きくふたつ。冷凍したままの状態で加熱処理をおこなうか、冷蔵庫で自然解凍をするかです。冷蔵庫で自然解凍する場合は、サイズにもよりますが4時間程度を目安にしましょう。

ちなみに、冷凍したままフライパンで焼いたりゆでたりする場合は、サイズや量によって火が通りにくく解凍しづらいことがあります。冷凍する場合は薄切りや小分けにしておくと、調理をする際に時間の節約になり、必要な分だけ使うこともできるので便利ですよ。

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