ライター : soleil

思い出のアイスはありますか?

年中販売されているアイスクリーム。冬に暖かい部屋で食べるのも格別のおいしさですよね。現在ではプレミアムアイスクリームなども続々登場し、老若男女問わず楽しめるデザートです。 しかし、昭和のアイスは基本的に子どもが夏に食べるもの。駄菓子屋さんの店頭などでも安価で売られており、手軽に楽しめるおやつでした。今はもう販売終了しているものから今もなお親しまれているロングセラーアイスまで、懐かしのアイスをご紹介します!

~70年代に人気だったアイス

1. ホームランバー

ホームランバーといえば、誰しも一度は食べたことがあるのではないでしょうか。その誕生は昭和35(1960)年、協同乳業から発売されたもの。なんと半世紀以上に渡って親しまれています。 今でこそ定番の棒付きアイスですが、当時アイスクリームといえばカップ入りが普通でした。おいしさに加えてその斬新さもあり、売れ行きも大変よかったそうです。また、当たりがついた商品も、このホームランバーが初めてだったのだとか。1本10円と安く、子どもたちが駄菓子屋さんで手軽に買えることも人気のひとつだったそうです。

2. 雪印 バニラブルー

昭和28年発売開始。昭和時代の代表的なカップアイスでしたが、現在は北海道地区限定で販売されているそう。他のアイスも同じですが、当時のパッケージは紙のフタが特徴的で、懐かしさを感じさせますね。 青いパッケージが印象的ですが元々は赤、青、黄の3色あったようです。そしてのちに青カップがバニラブルーと名称を変えて定番商品となったのだとか。

3. 井村屋 メロンボール シャーベット

なめらかな食感とフルーティーなメロンの風味が楽しめるメロンボール。その発売は1973(昭和48)年と、なんと40年以上もの歴史があります。メロンといえば今ももちろん高級な果物ですが、昔は今以上に高級な果物でした。そんなめったに口にできないメロンを手軽に味わえるメロンボールは、何だか特別なアイスに思えましたよね。 メロンをかたどったかわいい容器も大きな特長のひとつ。小物入れとして利用した方も多かったのではないでしょうか。

4. 森永製菓 チョコモナカジャンボ

パリッとした板チョコの食感がおいしい、チョコモナカジャンボ。その販売は1972(昭和47)年と40年以上もの歴史がありますが、当初はシンプルに「チョコモナカ」という商品名でした。現在の「ジャンボ」とは何が違ったのでしょうか。 実は当初の「チョコモナカ」には最大の特長である板チョコが挟まれていなかったのです。当時はモナカの内側にチョコスプレーをかけたものであり、現在のように板チョコが挟まれるようになったのは1996年のこと。そうしてようやく「チョコモナカジャンボ」となったのでした。 ちなみに初代販売開始から8年経った1980年には、「チョコモナカデラックス」となり、真ん中にチョコソースが加わったものになったのだとか。チョコレートメーカーの森永製菓でこその発想ですね。パリパリ食感ががウリのチョコモナカジャンボですが、長い年数を経て進化してきたようです。

5. 森永 バニラエイト

レトロでポップなパッケージが目を引くバニラエイト。1970年から2000年頃まで発売されていました。ちなみにバニラエイトの「エイト」の由来は、乳脂肪分が8%であることから商品名にもされています。。アイスクリームは乳脂肪分の含量により規格が異なりますが、このバニラエイトは高級な「アイスクリーム」として扱われており、当時100円程度と他のアイスより高価でリッチな味わいが楽しめました。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ