ライター : shucyan

フードアナリスト / 江戸ソバリエ / ソルトマイスター

松本でグルメを楽しもう

山岳の多い信州は険しい地形から、稲作には向かない土地が多いために昔から「そば」が盛んに栽培されて来ました。信州=そばのイメージが強いのですが、ソウルフードの山賊焼きをはじめ、松本市内には、ぜひ訪れてほしいランチスポットやお土産が買えるお店が点在しますので、ご紹介いたします。ランチを楽しめるお店から、お土産を買えるお店までお伝えするのでチェックしてみてくださいね。

松本で有名なグルメは?

1. そば

松本市のグルメの代名詞ともいえる「そば」。松本市内には本当にたくさんのそば屋さんが軒を連ねています。観光に訪れたら必ず食べたいもののひとつですよね。そばの収穫量は北海道に次ぐ2位で、人口あたりのそば屋さんの数はなんと全国1位なんです。

2. 山賊焼き

Photo by macaroni

その大きさが印象的な「山賊焼き」も有名な松本グルメのひとつ。鳥もも肉をにんにくベースのタレに漬け込み、カラッと揚げたボリューム満点のひと品。長野県の中信地区(松本市・塩尻市・安曇野市など)で圧倒的な人気があり、多くのお店で扱われています。 油で揚げるのに、なぜ“焼き”というネーミングかと言うと、昔は油が貴重だったので、少量の油でソテーするように焼き揚げにしたからだそうですよ。

3. 松本の地酒

山と緑に囲まれている長野県は、きれいな空気と豊かな水源にあふれています。良質な水をたくさん使用してつくられる地酒も、日本酒好きなら味わうべき逸品です。信州のお酒の特徴は「芳醇甘口」。寒さが厳しい信州は濃い味付けの料理が多く、お酒はそれに負けぬ甘みの濃いお酒が好まれて来たそうです。

4. おやき

小麦粉やそば粉で作った皮で、野菜のあんをたっぷりとつつんで焼いた「おやき」。信州では古くから愛されていた郷土料理で、なんと縄文時代の遺跡からおやきのルーツと言われている雑穀の粉を焼いていた跡が見つかったのだとか。いまでは各家庭で当たり前に食べられており、親から子へと受け継がれる家庭の味となっているようです。

5. 牛乳パン

大人気のご当地パンもあります。ふわっふわのパンに濃厚な牛乳クリームをたっぷりと挟んだ「牛乳パン」。「全国で販売されているものだと思っていた」という声も多数あるくらい、長野県民にはおなじみのパンのようです。 いくつかのメーカーから発売されていますが、そのなかでも特に人気なのは松本城近くの「小松パン店」の牛乳パン。クリームが約3cmも挟まれており、ずっしりとした重さを感じます。パン自体に甘さがとても効いていて、ホイップクリームと合わさるとまるでケーキを食べているかのような感覚なんだとか。
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