ライター : Raico

製菓衛生師 / スイーツ&フードアナリスト / フードライター

バターの香ばしさがたまらない!本格フィナンシェ

Photo by Raico

調理時間 40
「お金持ち」「金融家」を意味する、フランス菓子フィナンシェ。焦がしバターやアーモンドの風味と、しっとりした食感が特徴です。焼き立ては表面がカリッとして、香ばしさがアップ。専用の型がなくても、アルミケースや紙型、天板に流して作れますよ。

材料(30×80×35mmのミニパウンドトレー型10個分)

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下準備

・薄力粉、アーモンドプードル、ベーキングパウダーは合わせてふるう ・金属やシリコンの型を使う場合は、フィナンシェの型にバター(分量外)を塗る ・オーブンを180℃に温めはじめる

作り方

1.焦がしバターを作る

焦がしバターを茶こしで漉している様子

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鍋やフライパンにバターを入れ、中火にかけます。紅茶のように茶色く色付いたら火を止め、漉して粗熱を取ります。

2.生地を作る

ボウルに卵白、はちみつ、グラニュー糖を加え、泡立て器で混ぜている様子

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ボウルに卵白を加えて軽くほぐしたら、はちみつを加えて泡立て器で静かに混ぜます。さらにグラニュー糖を加え、白っぽくなるまですり混ぜます。
ボウルに粉類を加えている様子

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ふるった薄力粉、アーモンドプードル、ベーキングパウダーを加え、粉っぽさがなくなるまでゴムベラで混ぜ合わせます。
ボウルに焦がしバターを加え、ゴムベラで混ぜている様子

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1を加えて混ぜ、全体をなじませます。

3.型に流してオーブンで焼く

天板の上に並べた、型に流したフィナンシェ生地

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スプーンか絞り袋を使って、型に生地を流し入れます。180℃のオーブンで15分ほど焼いたら、網の上にのせて粗熱を取ります。型から外したら、できあがりです。

プロが教える。本格的に仕上げるコツ

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バターの焦がし方

香ばしい風味を付けるため、バターを焦がすのが大きなポイント。溶かしバターにはない旨味が加わります。焦がし具合は、お好みで調節して構いません。お店によっては黒くなるギリギリまで焦がすところもありますが、苦味が出てしまうので加熱のしすぎはNG。紅茶のようなやや濃い目の茶色を目安にしてくださいね。

余熱でも火が入るので、早めに火からはずしたり、お好みの色になったら鍋底にぬれ布巾や冷水を当てたりして、温度が上がるのを止めるとよいでしょう。漉して加えると、舌触りが滑らかで、きめ細やかに仕上がります。粗熱が取れたら、冷める前に生地と混ぜ合わせましょう。

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