ライター : かやのゆみこ

イタリアソムリエ協会認定オリーブオイルソムリエ / 記者 / WEBライター

タラモサラダの「タラモ」とは?

タラコとじゃがいもをマヨネーズで和えるタラモサラダは、日本の食卓ではおなじみの人気メニュー。実は、タラモサラダはギリシャやトルコが発祥の料理なんです。

日本では手に入りやすいタラコを使いますが、本場では魚卵の塩漬けを使うのが定番。鯉やボラの卵の塩漬けに、ペースト状にしたパンまたはじゃがいも、オリーブオイル、レモン汁を加え、練り合わせて作ります。日本のタラモサラダに比べて塩味が強く、パンや野菜などにつけるディップとして使うのが一般的。

タラモサラタとタラモサラダ

ギリシャやトルコでは「タラモサラタ」と呼ばれるこの料理。「タラモ」は魚卵の塩漬け、「サラタ」はサラダを指します。日本では、タラモはタラコとじゃがいもの略称だと思われがちですが、もともとは全然違う意味なんです。タラモサラタをベースに、日本独自のアレンジを加えたのが「タラモサラダ」といえますね。

「タラモサラダ」の基本レシピ

材料

・じゃがいも …… 2個 ・タラコ …… 1腹(大さじ2) ・マヨネーズ …… 小さじ2

作り方

1. タラコの皮に切れ目を入れて、スプーンで中身をしごき出します。

2. じゃがいもは皮をむき、ひと口サイズにカットします。

3. カットしたじゃがいもを水洗いして、濡れたままラップをかけ、600Wの電子レンジで約2~3分加熱します。

4. じゃがいもを熱いうちにフォークの背でつぶし、タラコとマヨネーズを混ぜ合わせればできあがりです。

作り方のコツ・ポイント

タラコの中身にレモンのしぼり汁小さじ1杯を和えると、タラコの臭みやクセが消えます。また、タラコとマヨネーズは、じゃがいもの粗熱が取れてから混ぜ合わせましょう。じゃがいもが熱いうちにバターを少し加えると、コクがアップしますよ!

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