ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

クセになる!セロリのサラダ

匂いの強い葉の部分は、刻んで薬味のように使い、シャキシャキと歯応えのよい茎の部分は筋を取ってスライスし、サラダやピクルスにすると生でもおいしく食べられます。ドレッシングと和えたり浅漬けにしたりと工夫して、セロリを楽しんでみましょう。

セロリは下ごしらえが大事

セロリは残留農薬が多い野菜のひとつ。一般的に香りの強い植物や野菜には害虫が少ないとされ、意外と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、セロリは栽培期間が長く、害虫に弱いため農薬が使われます。

また、葉と茎の部分を比較すると葉のほうにより多い農薬が残っていることも特徴で、セロリをサラダで食べるときは、下処理が重要です。では、セロリの下処理の方法や食感を生かす切り方を見ていきましょう。

セロリの下処理

Photo by 稲吉永恵

1. セロリの葉を節のところで折ります。茎、葉を流水で1~2分しっかりと洗います。

2. ボウルに水500~600ccに酢大さじ1の酢水を作り、5分程度さらしたあと、さらに水洗いをします。

※葉の部分を食べる場合は、さっとゆでてしっかりと水で振り洗いをしましょう。

セロリの筋の取り方

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セロリは先端(葉が付いている方)の筋を包丁で持ち上げ、根元に向かって引っ張るようにすると上手に取ることができます。全体の筋を取り除いたら、根元を水につけておきましょう。

筋は、ピーラーでも取ることができます。ピーラーを使う場合も、先から根元に向けてピーラーを動かして取ります。

セロリの切り方いろいろ

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セロリは切り方によって食感が変わってきます。切り方と食感についてご紹介します。

スティック状に切る場合は、お好みの長さに切ったら、縦は太さに合わせて、2等分から4等分に切ります。素材の味をしっかり感じられる歯ごたえがよい食感になりますよ。スティック野菜として召し上がるときにおすすめです。

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輪切りにする場合は、茎の部分を薄く切ります。料理に合わせて、切る厚さを変えましょう。筋に直角に包丁が入るので、薄切りのときは筋は取らなくても構いません。

輪切りはスティック状よりも食べやすくなりますよ。特に炒め物やスープの具材のときには輪切りがおすすめです。

セロリサラダの人気レシピ20選

1. ピリ辛。セロリの中華風サラダ

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セロリを丸ごと1本使う中華風サラダです。甘酸っぱさとごま油の香りで、あとを引くおいしさ。クセのある葉の部分も、気にならずに食べられる味付けですよ。さっぱりしているので、箸休めにもおすすめ。

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