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ピーマンとパプリカの違いってご存じですか?味こそ違えど、見た目はとても似ているふたつ。ピーマンは緑で、パプリカは赤や黄色だと思っている方が多いかもしれません。今回は、意外と知られていないピーマンとパプリカの違いについてご紹介します。

ピーマンとパプリカの違いってわかる?

みなさんは、ピーマンとパプリカの違い、説明できますか?大きさや味は違うけど、形や見た目は似ているし、ほとんど同じ。果たして、ピーマンとパプリカは同じ野菜なのでしょうか?ピーマンとパプリカにどういう違いがあるのか、様々な観点から比較してみました。

ピーマンとは?

まずは、ピーマンについて。ピーマンはナス科の一年草およびその果実で、トウガラシの栽培品種に分類されています。しかしトウガラシとは違って果実は肉厚で、果肉は種子以外ほとんど空洞なのも特徴です。緑色は未成熟の果実のためであり、成熟すると一般的なものは赤色のほか黄色、橙色に変わるものもあるのだとか。

高温を好み、湿度と乾燥には弱い植物のため、日本では冬から春にかけての時期はハウス栽培が行われています。温暖な気候となっている宮崎県と高知県で特に盛んに行われ、日本国内で冬から春に出回るピーマンはこれらの県で栽培されたものが多いのです。

ピーマンは、一般的に5月頃に植え付けされ、7月から10月頃にかけて収穫されます。生産量は茨城県が1位で、その他県では、宮崎県、高知県、鹿児島県、岩手県、福島県などが主な産地として知られています。

熟成する前に収穫する理由

熟成すると緑のピーマンも赤くなってしまうとのことですが、どうして緑のうちに収穫してしまうのでしょうか。例えばトマトは緑のうちには食べず、赤くなってから収穫しますよね。

その理由は、ピーマンが赤くなるまで待っていると時間も手間もかかるため、価格も上がってしまって売れにくくなるから。また、緑のうちに収穫すると早く次のピーマンを育てることができ、それだけ栽培の回転も良くなるので、安く提供することができます。

しかしながら、実際は赤いピーマンの方が栄養価が高く、甘みも出ておいしいのだそうですよ。

パプリカとは?

続いて、パプリカについて説明します。パプリカは、ナス科の多年草であるトウガラシ属トウガラシの栽培品種。または香辛料のことを言います。カラーピーマンの一種であり、日本では肉厚で辛みがなく、甘い品種のことを指します。

日本で流通する果実の多くは、赤色や黄色、橙色ですが、紫色、茶色などの品種も存在。ピーマンと同じく辛くない品種で、肉厚で果実の部屋数が3〜4に分かれた綺麗なベル形をしています。また、パプリカの色素は、着色料としても使われているんですよ。

果皮はやや硬いものの、果肉は豊富な果汁を含み、肉厚で糖度が高いのも特徴です。果実は加熱調理するのはもちろん、生でもおいしく食べることができます。日本国内では、宮城県や熊本県でも生産されています。

どちらもナス科トウガラシ属!

それぞれ調べてみたところ、実はピーマンもパプリカもナス科のトウガラシ属という同じ栽培品種に分類されることが分かりました。植物学的には、ほとんど同じということになります。

海外では、トウガラシ属の中でもピーマンやパプリカはスイートペッパーと呼ばれており、いわゆる普通のトウガラシはホットペッパーと呼ばれています。

ピーマンとパプリカの違いは結局…

ピーマンも熟せば赤くなるようですし、結局ピーマンとパプリカは植物学的にはそこまで大きな違いもなく、しっかりとした違いの定義がされていないのが事実のようです。

ふたつの見分け方

結局のところ、ピーマンとパプリカの大きな違いは外皮の状態。ピーマンはパプリカに比べて果肉が薄く、小ぶりで細長いのが特徴です。どちらも同じようなベル型をしていますが、パプリカは外皮がピーマンの倍ほどの厚みがあります。

緑色のものはピーマンで、赤や黄色、オレンジのものはパプリカ、という覚え方もありですが、厳密に言えば赤や黄色のピーマンだってありますし、緑色のパプリカも存在します。きちんと知っておきたいなら、色以外の特徴で覚えておいた方が良さそうですね。

味の違い

味に関して、ピーマンは苦味が強いことから子供の嫌いな食べ物の代表格。生で食べることは少なく、煮たり焼いたりしてから食べることが多い野菜です。一方、パプリカは甘みが強く、生でもサラダやディップなどにして食べることができます。それぞれよいところがあるので、料理法や状況に合わせて使い分けるとよいですね。

ピーマンもパプリカもおいしく食べよう!

ピーマンとパプリカの違い、いかがでしたか?ピーマンとパプリカに、植物学上は明確な違いがないというのには驚きましたよね。また、パプリカの方が彩りもよく甘みもあるので、ピーマンの苦さがあまり得意ではない方は、パプリカで代用してみてもいいかもしれません。

パプリカは、油と共に調理するとその栄養を効率よく摂ることができるため、オリーブオイルなどの油と一緒に調理するのが相性がいいようですよ。一方ピーマンは、ピーマンの肉詰めやチンジャオロース、酢豚など、ピーマンが欠かせない料理がたくさんあります。

それぞれの食材に適した調理法で、おいしくいただきたいものですね。

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ちあき

育児のかたわらライターをしています。元出版社勤務、料理も食べ歩きも...

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