ライター : morico

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【煮込み時間別】カレーの味わいを検証

Photo by morico

15分、30分、60分、90分と煮込み時間別にカレーの味わいを検証します。カレーの作り方は(1)具材を切る→(2)具材を炒める→(3)水や調味料を入れて煮込む→(4)火を止めてカレールーを入れる→(5)とろみがつくまで煮る、の大きく分けて5ステップです。

(3)水や調味料を入れて煮込む、の部分による煮込み時間で味わいを比較します。煮込み時間が経過したら1/4ずつ違うなべに取り分けてから(4)(5)のステップをおこないます。カレールーと仕上げのウスターソースも1/4ずつ加え完成です。使用したレシピは4人分で作りました。
使用したレシピはこちら▼

【煮込み時間別】カレーの比較結果

煮込み時間野菜煮崩れ具合
15分歯ごたえがある。
味が染みていない。
玉ねぎ以外は火が通っていなくて硬い。肉も野菜も崩れていない。
30分食べごたえがある。
カレーの味がほどよく染みて肉の味わいも感じる。
すべての野菜に火が通りホクホク食感。
野菜の甘さを感じられる。
肉も野菜も崩れていない。
60分食べごたえがあるが、少しやわらかい食感。
カレーの味がよく馴染んでいる。
ホロホロのやわらかい食感。
カレーの味がよく馴染んでいる。
肉とにんじん以外の野菜が多少崩れている。
90分やわらかい。
肉よりもカレーの味わいが強い。
玉ねぎとじゃがいもは溶けているものも。
野菜よりもカレーの味わいが強い。
にんじん以外は崩れている。肉は多少崩れている。

15分

Photo by morico

肉はカレーの味が染みていなくて、食感は硬く歯ごたえがある印象です。玉ねぎはシャキッと食感を感じられます。

にんじんとじゃがいもは15分では硬く、火が通りませんでした。火が通っていない具材もあるので、もちろん煮崩れはしていません。全体的にコクや旨みなどはあまり感じられない味わいです。

30分

Photo by morico

肉は食べごたえのある食感で、カレーの味がほどよく馴染んでいます。肉の旨みも感じられ、ジューシーです。玉ねぎはやわらかく、シャキッと感は少し残っています。

じゃがいもとにんじんはしっかり火が通り、ホクホクの食感です。野菜の本来の味わいも感じ、特ににんじんは甘く仕上がりました。カレーの味わいと野菜や肉の旨みのバランスがちょうどよいと感じます。

60分

Photo by morico

肉は30分よりも少しやわらかい食感で、肉にカレーの味がしっかりと染み込んでいる印象です。玉ねぎはやわらかく、食感は感じられません。じゃがいもは小さいサイズだと崩れ、大きいサイズは少し形が崩れていました。かろうじて形をたもっている状態で、食べるとホロホロ溶けていくような食感です。

にんじんの形は崩れていませんが、じゃがいもと同じようにやわらかい食感でした。野菜の甘さは30分よりも感じず、カレーの味わいが全体的に染み込んでいます。

90分

Photo by morico

肉はやわらかい食感で、肉の旨みよりもカレーの味わいが強いように感じます。玉ねぎはカレールーと一体化している印象です。じゃがいもは崩れてしまい、大きいサイズで切ったものが小さくなって残っています。歯で噛まなくても溶けていくような食感です。

にんじんは形が残っていますが、食べると60分よりもやわらかく、甘さもあまり感じられません。肉と野菜の味わいがカレールーに溶け込み、食感は楽しめないでしょう。
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