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フランスパンの代表格「バゲット」。パン屋さんによっては「バケット」とプライスカードに記載されているのもよく目にします。読み方のアクセントもいまいち日本では定着していませんが、正しい読み方は一体どちらなのでしょうか。

どっちの読み方が正しい?

みなさんはベーカリーに行った時、「バケット」と「バゲット」どちらで注文していますか?普段何気なく使っている言葉だからこそ、実は間違えていたのかもと思うと、かなり恥ずかしくなってしまいますよね。

今回は、そんな方たちのために、どちらの読み方が正しいかをお教えいたします。
そのほか、フランスパンについてもいろいろとまとめてみましたので、ぜひチェックしてみてくださいね。

フランスパンとバゲットの違いとは

正しい発音をお伝えする前に、そもそも「フランスパン」と「バゲット」の違いは何でしょう?

「バゲット」は、フランスパンの種類のひとつです。他にも製法や形状が異なることで、色んな種類のフランスパンがあり、またそれぞれに名称があります。これからご紹介しますが、皆さんも食べたこと、見たことがあるものが、たくさんあるのではないでしょうか。

「バゲット」の特徴

「バゲット」の特徴は、長さ約70~80cm、重量300~400g前後でクープ(パンの表面の切れ目のこと)は5~7本あるもの。細長く皮の部分が多いため、皮のパリパリ感や香りが楽しめるフランスパンです。

フランスパンにはどんな種類がある?

「バゲット」以外のフランスパンをご紹介します。実は「パリジャン」や「バタール」、「シャンピ二ヨン」も、フランスパンの種類の名称なのですよ。

パリジャン

「パリっ子」を意味する、バゲットよりもひと回り大きく、太いパンのことです。長さは160~170cmと、フランスパンのなかではもっとも長いことが特徴とされています。

バタール

バゲットと同じ生地で作られおり、短く、太いことが特徴のパン。クープ(焼く前に入れる切り込み)も3本前後で、キメが細かく柔らかい生地(クラム生地)の、もちっとした食感が楽しめるパンです。

ブール

別名「ボール」という名前のパンです。パン職人を意味する「ブーランジェ」の語源でもあり、表面のクープをクロスしていれるのが特徴となっています。

エピ

「麦の穂」を意味する、細長い生地が特徴です。焼成前の生地に切れ目を入れて左右交互にし、穂の形に焼いたパン。ベーコンを入れた「ベーコンエピ」などは、みなさんもパン屋で見たことがあるのではないでしょうか?

シャンピニオン

きのこ型のパンです。薄丸くのばした生地を丸めた生地にのせて成形させ、クラムのもちもち感と、上の傘部分のカリカリした食感が楽しめます。

フランス語表記では「baguette」

「バゲット」と「バケット」。日頃、疑問に思うことは少ないかもしれませんが、一体正しい読み方はどちらなのでしょうか。フランス語の「Baguette」を、日本ではカナに変えて表記をしているところが多いですが、綴りを見てもおそらく「バゲット」が正しい読み方になるでしょう。

何故、ふたつの読み方が日本で混在しているのかというと、昔「Baguette」が日本で広まり始めたとき、「バゲット」ではなく、誤って「バケット」と呼ばれていたことがあったそうで、そこからふたつの読み方が日本で広まってしまい、いまだに曖昧になっているようです。

アクセントの位置は?

正しくは、バゲットの「バ」にアクセントがつきます。 しかし日本人は、バゲットの「ゲ」にアクセントをしている方が結構多いです。

また、「バッグ」をつい「バック」と発音してしまうことはよくあることですが、それは日本語の発音の問題で、そのことにより「バケット」と広まってしまったのかもしれませんね。

正しい発音をしている人も意外と日本では少なく、パン屋さんでも「ゲ」にアクセントをつけている方はよく耳にします。

日本でのフランスパンの発祥

読み方、発音の仕方は、もう間違えることはありませんね。パン屋さんでも、自信をもって「バゲット!」とオーダーしましょう。

そもそも、日本にフランスパンがやってきたのはいつからなのでしょうか。
1872年(明治5年)、築地精養軒(つきじせいようけん)ホテルの初代料理長として招かれた「カール・ヘス」が独立し、1874年(明治7年)に開業したフランスパンと清涼飲料水のお店「チャリ舎」が、フランスパンの製法を伝えたとされています。

その後、1888年(明治21年)に小石川関口教会付属、聖母仏語学校製パン部が創業。「関口フランスパン」が、日本における本格派フランスパンとして広まっていきました。

ビゴのフランスパン

美味しいフランスパン作りを日本に普及し、貢献した有名人に、フィリップ・ビゴがいます。ビゴは1965年に日本へ派遣され、ドンクの技術指導員として神戸の三宮店に勤務。1972年に、「ビゴの店」をオープンしました。

ビゴが来る前、日本人のフランスパンの印象は「塩味が強くて固いコッペパン」でしたが、彼が作るパンは、「皮は薄くて香ばしく、中はしっとりやわらかい」と、フランスパンへのイメージがガラリと変化。1966年からフランスパンブームが巻き起こりました。伝統的な「バゲット」を、ぜひ老舗でお買い求めください。

おわりに

「バゲット」のお話、いかがでしたでしょうか。
日本人に馴染みのある「バゲット」。でも本来の正しい発音はよく知られていなかったり、ルーツを辿ると、実は認知されていない真実がまだまだたくさんありそうですね。

日本人は柔らかい食感を好むので、本場フランスよりも中がやわらかく開発されているフランスパンが多いのだとか。歴史や伝わってきた過程を知ったことで、改めてバゲットの美味しさを噛みしめてみてください。

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