ライター : 前田未希

料理家 / フードコーディネーター

「シンプルで丁寧」が美味しさの秘訣!

飲みすぎた翌朝、気分が悪くて何も口にしたくない……そんな時ありますよね。 一刻も早くどうにかしたい二日酔い、気持ち悪いからといって何も食べないのは逆効果。余計に回復が遅くなってしまいます。 そんな時、疲れた胃にやさしく染み渡るお茶漬けはいかがですか? サラサラと食べられて、しっかりごはんを作るよりも手軽なのも嬉しいところ。 お好みの薬味で味の変化を楽しんで、胃をいたわりましょう。 もちろん、二日酔い以外にも、お酒の〆や簡単に済ませたいお昼のメニューにもうってつけ! 久しぶりにしっかりと丁寧に作ると、その素朴な美味しさに夢中でかっこんじゃいますよ。

『基本の鮭茶漬け』の作り方

分量(2人分)

塩鮭 1切れ〜2切れ ごはん 2膳分 薬味(わさび・海苔・胡麻・刻みネギ等) お好みで お茶(煎茶・ほうじ茶等) 適量 ※だし茶漬けにする場合は、お茶の変わりにお湯200ccと顆粒だし小さじ1/4、お好みで醤油を2滴ほど足してください。

作り方

①塩鮭はグリル等で両面しっかり焼く。
生鮭を使用する場合は、全体にまんべんなく塩を振りましょう。 お茶漬けは鮭の塩気が大事です。
②鮭を焼いたら、皮を剥がし身を食べやすいように3〜4かけにほぐす。
皮は加熱してから剥くと、とても簡単にするりと剥がれます。
③茶碗にごはんをよそい、軽く熱を冷ます。
お茶漬け用のごはんは、熱々よりも少し冷ましたほうが粘り気が取れて、サラサラと食べやすい食感になります。
④海苔はコンロで軽く炙り、香ばしさを出す。
両面をさっと炙るだけで、香ばしさが蘇ります。湿気ってしまっている時も、炙るとパリッと仕上がります。
⑤ごはんの上に鮭を乗せ、お好みの薬味を散らす。
⑥淹れたての熱いお茶を注ぐ。
だし茶漬けの場合は、お湯に顆粒だしと醤油を入れてひと煮立ちし、温かいうちに注ぐ。

温かいうちにサラサラいきましょう

さらさらっと口に運べるお茶漬けは、食欲がなくてもすんなり入ります。 体をじんわりと温めてくれ、二日酔い時に失われている水分補給にもなります。 気持ちも心なしかほっとしますね。 薬味によって違う表情を楽しめるのがお茶漬けの良いところ。 今回は海苔・刻みネギ・ごまを使いましたが、あられや生姜を加えても美味しいです。

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