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女性に圧倒的な人気を誇るパクチー。最近ではパクチー好きの人を「パクチスト」と呼ぶのだそうです。ですが、「パクチー」と呼んだり「コリアンダー」と呼んだり、いったいどちらが正式名称なのでしょうか。今回はそんなパクチーについてまとめてみました。

コリアンダーとパクチーは違う?

独特の風味とシャキシャキとした食感が女性を中心に人気のパクチー。最近では、パクチーを専門的に取り扱う飲食店も増えていますよね。

スーパーでも買うことができ、カレーやサラダにトッピングするだけでアジアンテイストな一品に変身するため、自宅でも食べるという人も多いのではないでしょうか。

ですが、お店によって「パクチー」と書かれていたり、「コリアンダー」と書かれていたり……いまひとつ統一感がありませんよね。いったいこのふたつは何が違うのでしょうか。また、正式にはどちらなのでしょうか。

コリアンダーとは?

コリアンダーとは、鎖国前に日本に入ってきたポルトガル語がもとになっているのではないかと言われています。コリアンダーの和名とされる「コエンドロ」は今ではほとんど使われておらず、このコリアンダーかパクチーと呼ぶのが主流となっていますよね。

これに関しては諸説ありますが、「コエンドロ」が用いられる前は「コスイ」「コニシ」などとも呼ばれていたそうですよ。当時は、朝廷料理で生魚を食べる際に必ず用いられていたそうです。おそらく、臭み消しとして使われていたのでしょうね。

一般的には、果実や葉を乾燥させた香辛料を「コリアンダー」と呼んでいます。

パクチーとは?

香辛料としてのものをコリアンダーと言うのに対し、パクチーはどういったものを指すのでしょうか。レストランなど外食産業においては、コリアンダーよりもパクチーと言う呼び名の方が一般的ですよね。

1990年代頃から、日本ではエスニック料理のお店が増え、それまで粉末や乾燥させたものが中心だったのに対し、生で食べる機会が増えてきました。それと同時に、「コリアンダー」ではなく、タイ語である「パクチー」と呼ぶことが増えていったのだそうです。

コリアンダーとパクチーは同じものだった!

コリアンダーとパクチーの違いについてご紹介しましたが、実はどちらも同じもので、英語とタイ語の違いだけだったのですね。

昔からカレーや炒め物などに使う香辛料として使われていたのが「コリアンダー」で、こちらは英語です。

そしてエスニック料理ブームが始まった1990年代頃から、そのまま食べるようになった際に使われ始めたのが「パクチー」でこちらはタイ語です。

今では、すっかりパクチーの方が定着していることを考えると、どれほど日本人の中にエスニック料理が浸透しているかが分かりますよね。

中国では「香菜(シャンツァイ)」

スーパーでパクチーを購入しようと思った際、「パクチー」でも「コリアンダー」でもなく、「香菜(シャンツァイ)」と書かれているのを見かけたことがありませんか。

実はこちらも物としては全く同じで、中国料理に使用する中国語由来のものを「香菜(シャンツァイ)」と呼んでいます。「中国パセリ」と呼ばれることもありますが、パクチーとパセリは全くの別物ですので注意してくださいね。

中国でのパクチーの歴史は古く、張騫(ちょうけん)が西域から持ち帰ったとされており、当時の書物には「コスイ」の表記名で人々に親しまれていたと言うことが分かる記述が残されているそうです。

各国のパクチーの呼び方は?

パクチーとコリアンダーの違い、そして中国名の香菜(シャンツァイ)についてご紹介しました。日本国内だけでもこれだけの呼び名が使われており、混乱してしまいそうなパクチーですが、世界ではどのように呼ばれているのでしょうか。

ベトナム「ザウムイ」

タイ同様、ベトナムでも食卓に頻繁に登場するパクチー。ベトナム語ではパクチーのことを「ザウムイ」と言い、生春巻きやフォーに欠かせない香草とされています。

酸味と辛みが特徴のベトナム料理ですが、パクチーの爽やかな風味が胃をすっきりとさせてくれますよ。シャキシャキとした食感がそのまま楽しめる調理法が多いのもよいですよね。

アメリカ・中南米「クラントロ」「シラントロ」

中南米でのパクチーの呼び方は、スペイン語である「クラントロ」が一般的で、スープやサルサの風味付けとして広く使用されているのだそうです。

先ほど、香辛料としては英語である「コリアンダー」が一般的と言うことをお伝えしましたが、メキシコからの移民が多いアメリカでも、口語的にはコリアンダーよりもスペイン語の「クラントロ」に影響を受けた「シラントロ」というのが定番のようです。香辛料としてはコリアンダー、料理としてはシラントロと覚えておくと分かりやすいかもしれませんね。

インド「ダニヤー」

インドでは、ヒンディー語で「ダニヤー」と呼ばれています。スパイスのひとつとしてカレーに使われるほか、フィンガーボールに入れてニオイ消しにするなど、食用以外にも広く使われているそうです。

苦手な人にとってはパクチーのニオイも気になるような気もしますが、あの爽快感のある独特な風味が魚の生臭さを消すのにはちょうどいいのでしょうね。

ポルトガル「コエントロ」

スペイン語に近いものがありますが、ポルトガルではパクチーは「コエントロ」と呼ぶのが一般的なようです。

主に魚介類や野菜を煮込んだ鍋料理「カタプラーナ」に使用され、ポルトガルでは料理の味を決める重要な香草として重宝されています。

パクチーと使ったおすすめレシピ

各国のパクチーの呼び方についてご紹介しました。それでは先ほどご紹介した国で親しまれているパクチーを使用したおすすめレシピをご紹介します。

1. 海老と鶏肉のフォー

パクチーが楽しめるベトナム料理の代表とも言えるフォー。もちもちとした食感の麺と鶏ベースのあっさりとしたスープがほっとしますよね。

鶏むね肉を茹で、アクを取り除いたら鶏がらスープを入れてしばらく煮込みます。鶏肉に火が通ったら一度取り出し、トッピング用のトマトを切っておきます。もやしと海老をサッと茹で、パクチーは3センチほどにカットし、鶏肉はそぎ切りにします。

麺を茹で、スープとトッピングをかければ完成です。仕上げにナンプラーをかければ、より本格的な味わいになりますよ。

2. サルサ

スペインやメキシコなどの中南米に欠かせないサルサも、パクチーを入れることでさっぱりと爽やかな味わいに!

トマト、玉ねぎ、ハラペーニョ、パクチー、にんにくは全てみじん切りにし、ボウルに入れて塩とライムで味を整えればあっという間に完成です。

とうもろこしや黄パプリカを入れれば彩りがさらによくなりそうですね。本場同様、タコスにしたり、トルティーヤチップスをディップして食べてもよいですが、そのままサラダとしてもいただけます。

3. カレー

簡単に作れて子供から大人まで大好きなカレーも、パクチーを入れることでより本格的で大人な味わいに仕上がります。

大きめの鍋にオリーブオイルを熱し、ターメリックやカレーパウダーを加えて全体がキツネ色になるまで15分ほど炒めます。野菜は薄切りにし、カレーリーフを加えたら玉ねぎが柔らかくなるまで、10~15分炒めます。玉ねぎがしんなりしたらひよこ豆を汁ごと加え、固形ブイヨンとトマト缶、塩コショウを加えてフタをし、とろみが付くまで弱火で1時間半ほど煮込みます。

ココナッツミルクを加え、再び煮立たせたら塩コショウで味を整えて完成です。手間はかかっていますが、ココナッツミルクの甘みとターメリックやチリパウダーなどのスパイス、仕上げにトッピングしたパクチーがハーモニーを奏でる本格的なカレーです。

4. カタプラーナ

魚介類の旨みがぎゅっと染み出たポルトガルの郷土料理「カタプラーナ」は寒い季節に特におすすめしたい逸品です。

玉ねぎは縦半分に切り、ピーマンは輪切り、じゃがいもは茹でてひとくち大にしておきます。フタ付きの鍋か深めのフライパンにオリーブオイルを入れ、にんにくを炒めます。香りが出てきたら、玉ねぎ、唐辛子、チョリソー、ピーマンを入れてさらに炒め、トマト水煮缶を加えて3分間ほど煮たら塩コショウをして味を整えます。

そこに茹でたジャガイモを乗せ、魚介類をすべて並べ、白ワインを注いで10分ほど蒸し煮にすれば完成です。見た目も豪華なため、おもてなし料理としてもおすすめですよ。

あなたもパクチストの仲間入りをしてみては

パクチーとコリアンダーの違いやおすすめレシピのご紹介、いかがでしたか。世界各国でさまざまな呼び方があり、使用方法も異なるパクチー。食感や香りがよいだけでなく、デトックスや美肌などからだによいのも魅力的ですよね。

今や世界中で愛されているパクチー。さまざまな料理にパクチーを取り入れて料理の腕を上げるとともに、あなたも流行りの「パクチスト」の仲間入りをしてみませんか。

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