ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

なめこの賞味期限は意外と短い!

Photo by 稲吉永恵

独特のぬめりと歯ごたえが特徴のなめこ。特売でまとめ買いをすることが可能で、お財布にやさしい食材として人気があります。

しかし、賞味期限の表示がないので実際どのぐらいまで保存できるのか、どのような状態なら食べても平気なのか、迷うことが多いのではないでしょうか。ぬるぬるしているため傷んでいるかわかりにくいのも難点ですよね。

この記事では、なめこの賞味期限や適切な保存方法について詳しくまとめています。ぜひ参考にしてみてくださいね。

なめこの賞味期限は3days

スーパーに並ぶなめこには賞味期限の記載がないものが多いですよね。それはレタスやきゅうりに賞味期限の記載がないのと同じで、野菜であるきのこ類に賞味期限を記載する義務がないからです。

そのためいつまで食べていいものか判断に迷ってしまいますが、生のなめこを冷蔵保存した場合は約3日、真空パックのものは未開封で約1週間が目安。なめこは思ったよりも傷みやすい食材です。賞味期限の記載がないため、きちんと自分で判断できるようにしましょう。

傷んだなめこを見分ける方法

なめこは傷んでくると、以下のような状態になります。

・酸っぱいにおいがする
・なめこの形が崩れて、ドロッとしている
・押すとやわらかく、ズルッとなめこの形が崩れる
・真空パックの袋が膨張している
・真空パックの袋の中に泡が出ている
・なめこが黒く変色している
・なめこに触ると、ぬめりが簡単に取れてしまう

なめこは想像以上に傷みやすいので、上で紹介した状態になっている場合は食べるのはやめて処分しましょう。

新鮮ななめこの選び方

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なめこは、以下の点に注目して新鮮なものを選びましょう。

・鮮やかな茶色のもの
・かさの大きさがそろっているもの
・触るとハリ・弾力があるもの
・ぬめりが強くてツヤがあるもの
・ぬめり部分が濁っていないもの
・真空パックのなめこがしっかりと真空になっているもの

袋をやさしく触ってみてハリや弾力がないもの、色が黒くなっているようなものは古くなっているおそれがあるので、しっかり確認して選ぶようにしてくださいね。

なめこの冷蔵保存

石づきがある生のなめこの場合

なめこは長期保存に向かない食材なので、できるだけ一度に使い切るようにしましょう。どうしても食べ切れない場合、石づきがついているものは使う分だけ切り、残りは洗わずに密封できる容器に入れて冷蔵保存するのがおすすめ。

真空パックのなめこの場合

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真空パックのなめこの場合は、サッとゆでて冷水にさらします。水分を切ってから、密封できる容器に入れて冷蔵保存しましょう。なめこはとにかく傷みやすい食材です。冷蔵保存してもできるだけ早く食べてくださいね。

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