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「御御御付け」、これ何て読むでしょう?正解は、お・み・お・つ・け。日本人なら、いや、日本にいる人なら誰でも一度は食べたことのあるあのソウルフード・味噌汁のことなんですよ。なぜ御が3個も連続しているのか、知られざる由来や歴史の謎に迫ります。

日本人のソウルフード

この世には、日本人の私たちであっても知らない言葉、食べ物の名前が数多く存在します。

読み方を分かっていても、意味を知らなかったり、あるいはその逆のケースだって有り得るでしょう。例えば「御御御付け」というこの言葉の読み方と意味、分かりますか?ヒントは、日本人なら誰でも知ってるあのソウルフード。

御御御付けをネットで検索してみると、方言というワードが候補としてあがります。何を言いたいのかと言うと、この言葉の意味を知っているか否かは別にして、御御御付けを郷土料理、はたまた方言だと勘違いしている方が大勢いるということです。

では一体御御御付けって何なのだろう……?気になる意味や読み方、この漢字が誕生した由来を紐解いていきましょう。

御御御付けとは?

御御御付けは“おみおつけ”と読み、本来は「御実御汁食」と書きます。この漢字の並びを見て、何の食べ物のことを言っているのかピンときた人もいるはずです。御御御付けとは……そうです、味噌汁のことです。味噌汁をより丁寧に表現したバージョン、と考えてもらえればよりしっくりくるかと思います。

そもそも、おみおつけの「付け」とは、付けるという動詞に「お」を付けて名詞化した、本膳に添え付ける汁物を意味する女房詞です。ちなみに女房詞とは、室町時代初期の頃に宮中に仕える女官たちが、特別な人同士、仲間内だけで使っていた隠語のこと。

御御御付けと言う言葉からは、味噌汁の味の字すら考えつきませんでしたが、日本人のソウルフードのことだったなんて……。この世の中には、私たちが知らないことがたくさん転がっているんでしょうね。

なんで御が3個もつくの?

「御御御付け」という言葉の由来は分かりましたが、次が本題です。一体なぜ、合計3個もの「御」という漢字が連続しているんでしょうか。ここでもやはり、女官たちが使っていた女房詞の存在が大きく関係しているみたいです。

「おみ」の語源については諸説あります。女房詞である御付けだけでは、あまりにもサラッとし過ぎているのではないか。そこで、より丁寧に表現する言葉として「御御(おみ)」を頭に付けたのがきっかけだ、と言われています。やがて、時代の経過とともに御付け=味噌汁、または麺のつけ汁として世の中に浸透し、「御御御付け」という名前が人びとの間に広まったんだそうです。

その結果、御付けのまえに「御御(おみ)」がくっついて、御が3個続くという展開になったんだと考えられます。みなさんご存知のおみこしやおみくじも実は、この用法を用いているんですよ。漢字で表すと御神輿、御神籤となり「御御(おみ)」でひとつの接頭語だと、捉えられています。

御御御付けと味噌汁の違い

「御御御付け」は、味噌汁のことだと言いました。とは言え、まるっきり同じ汁物と言うわけではありません。結論から言うと、使っている具材に明らかな違いがあります。下で紹介する違いを見れば、呼び名が異なる理由もうなずけるはずでしょう。

御御御付け

本来は「御実御汁食」と書くことからも分かるとおり、汁の上に実がゴロゴロのっている汁食。肝心の具材はと言うと、山菜や海草、イモ、大根、このほか旬の野菜やお肉を豪快に盛られているのが特徴です。ようするに、汁(スープ)としてではなく、いわばおかずの1種だと捉えられているようです。味噌汁と比べてみると、入れる具材の量に圧倒的な差があります。

味噌汁

味噌汁とは一般的に、昆布やかつお、煮干しで出汁を取ってから味噌で溶かし、細かく刻んだ大根や豆腐、わかめ、油揚げを加えて煮た汁のこと。御御御付けが具材ベースであるのに対し、味噌汁は汁ベースです。そのため、味噌汁は食事の合間の箸休めを担う、和食のスープだと言えます。

御御御付けを作ってみよう

せっかくだから、御御御付けを作ってみましょう。味噌汁を作るときと、なんら変わりはないので、バタバタ慌ただいときでも気軽にサクッと作れますよ。
こんにゃくをスプーンで削ぎ、サツマイモ、油揚げを短冊切りにします。続いて長ネギは斜めにカット、しいたけ、にんじん、牛肉を細切りにしましょう。ごぼうはそぎ切り、もしくは細切りにし、水にさらしてあくを取ってください。

鍋に水、下ごしらえした具材、出汁を入れたら、やわらかくなるまで煮込みます。八丁味噌を溶き入れ、再加熱すればできあがりです。このとき、沸騰しないように気を付けてくださいね。

味噌汁と別の道を歩む御御御付け

「御御御付け(おみおつけ)」は、郷土料理でもなければ、地方の方言でもなく、味噌汁と同じく汁物だったんですね。と言うよりか、味噌汁とかなり親しい存在だったんですね。それにしても、使う具材と量が違うだけでこんなにも呼び名が変わるなんて、言葉は私たちが思っている以上に深い意味を持っています。

汁ベースを欲しているときは味噌汁を、具材ベースを欲しているときは御御御付け。と言う感じでうまく食べ分けてみてください。

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