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実はいちじくには旬が2回あることをご存知ですか?夏から秋になるとスーパーで見かけるのも、そのため。一年中食べられない果物だからこそ、旬を逃さずおいしい時期に食べたいですよね。今回はおいしいいちじくの選び方や旬ならではの食べ方をお伝えします。

秋に食べたいいちじく

夏から秋にかけてスーパーでよく見かけけるいちじく。甘くておいしいだけでなく、簡単に手で剥け、種が喉に詰まるといった心配もないため、小さな子どもでも食べやすい果物ですよね。このいちじく、ただおいしいだけでなく、その栄養価の高さから「不老長寿の果物」と言われているのをご存じですか?

いちじくの主な産地は愛知県。愛知県以外では和歌山、福岡、兵庫などがあり、この上位4県で全国のいちじくの約半分を生産しています。傷むのが早い、デリケートな果物なので、輸送に時間がかかる海外産ではなく、国産のものが多く出回っているのも安心なポイントですよね。

それでは、旬のいちじくをおいしくいただく前に、品種や食べ方などを見ていきましょう。

いちじくには旬が二回ある?

野菜や果物、穀物などはそれぞれ収穫ができる時期が決まっています。最近は温室栽培などが発達し、一年中収穫ができるものも増えてきましたが、やはり本来の旬の時期にいただく野菜や果物のおいしさは格別です。

また、味だけでなく価格的にも旬の時期に買う方が安く手に入れられます。では、いちじくの旬はいったいいつなのでしょうか?

いちじくの旬はいつ?

いちじくの収穫時期は、品種にもよりますが主に夏と秋の2回あります。

夏のいちじくの旬は6月から7月頃。夏のいちじくは、前年に伸びた枝の先についた花芽が冬を越し、肥大して夏に熟します。

主な品種としては、実を大きくつける「ビオレ・ドーフィン」や「ザ・キング」という品種。どれも品質がよく、着果が多いので秋に収穫される「桝井ドーフィン」を育てている間に収穫している農家もあります。

夏のいちじくの特徴は、何よりも実が大きいこと。「ザ・キング」は大きいものでは200グラムにもなるそうですよ。

秋のいちじくは8月から10月頃までが旬として収穫されます。秋のいちじくは、春に伸びた枝の先についた芽が成長して実になります。

主な品種としては、高級品のセレスト、日本いちじくの「蓬莱柿(ほうらいし)」などが有名です。蓬莱柿は非常においしいですが、日持ちしないので現在では「桝井ドーフィン」に取って代わられています。ちなみに「桝井ドーフィン」は、流通しているいちじくの8割近くを占めており、もともとはアメリカから持ち込まれた品種です。

なぜいちじくには旬が二回ある?

通常、野菜や果物の旬は一年に一度の場合が多いですが、なぜいちじくは旬の時期が2回もあるのでしょうか。それはいちじくの木にあります。

いちじくには夏に実をつける「夏果専用種」と、秋に実をつける「秋果専用種」があるため、結果的に旬が2回あります。

ですが、梅雨の時期に実がなる夏果専用種はどうしても腐りやすいため流通量も少なくなり、最近では秋果専用種の方が多く作られています。そのため、一般的にはいちじく=秋の果物といった印象が定着しているのですね。

ちなみに、秋果専用種は夏果専用種より実が小さいなどの特徴がありますが、その分甘みがぎゅっと凝縮されていますよ。

旬のいちじくの特徴

品種によっては旬の時期が意外と短いいちじく。旬のいちじくにはどのような特徴があるのでしょうか。

まずは色です。やはり緑がかったものより赤紫に色づいているものが甘みが多く、食べごろとされているようです。ちなみに、緑がかったいちじくはにおいも青臭さが残っているため、料理によっては活用できますが、生食には向いていません。

そして、もっとも大切な味。旬のいちじくは香りが豊かで甘味が非常に強いのが特徴です。つぶつぶとした独特の食感もいちじくの魅力のひとつですよね。皮を剥いてそのまま食べるときだけでなく、ジャムにしたり、ケーキやパンなどに使っても楽しめる食感です。

なお、未熟ないちじくは胃を痛めることがあるので要注意です。もし買ってきたいちじくが未熟だった場合は、ジャムなどにするのがおすすめですよ。いちじくはメロンなどの果物と違い、収穫後に追熟はしません。

自宅で保存していても熟していくことはなく、乾燥して甘味も落ちていく一方なので、できるだけ熟したものを買い、早めに食べましょう。

いちじくの食べごろの見分け方

せっかく食べるならおいしいいちじくを選びたいですよね。では、スーパーや八百屋さんでいちじくを選ぶ際、どのようなものを選ぶといいのでしょうか。旬が短いいちじく。気が付くと見かけなくなってしまうこともあるので、旬の特徴をおさえて食べごろを逃さないようにしましょう。

いちじくを選ぶときは、ぽってりと丸みがあり付け根の切り口付近まで色が付いている物を選ぶのがポイントです。傷や傷みが無く、表面の皮に張りがあってしぼんでいないものを選びましょう。

また、においを嗅いでみて、甘い香りがするものは中の実も甘いのでおすすめです。イチジクは切ると白い樹液を出します。枝から切られた部分を見て、この樹液が付いていれば新鮮な証拠です。実だけでなく切り口も見て、新鮮かどうかを確認してくださいね。

以上がおいしいいちじくの選び方のポイントですが、それよりもさらにおいしいものを選びたいという方は、先の方に裂け目ができ始め、中の紅い花が見えてくるくらいのものを選びましょう。これは、一番食べ頃の物です。

さらに、熟しているいちじくは、皮を剥くときに実がついてこずにするりと剥けるのも特徴のひとつですよ。もちろん、やわらかいものが熟したいちじくですが、売り物の硬さをチェックする際は商品を傷つけないように気を付けてくださいね。

旬のいちじくを使ったおいしいレシピ3選

いちじくはそのまま食べてもおいしいけれどデザートの材料やジャムにもおすすめです。そこで、今回はいちじくを使ったおすすめレシピをご紹介します♪

1. レンジで簡単いちじくジャム

切って14分レンジでチンするだけでいちじくジャムができてしまう簡単レシピです。細かく切ったイチジクにグラニュー糖を全体にまぶし、ボウルにラップをして2時間そのまま置いておきます。2時間後には甘いいちじくからたっぷりの水分が出ています。

あとは、ホームベーカリーをジャムコースに設定するだけで完成です。甘いいちじくはもちろん、買ったいちじくの甘味が足りなかったときにもおすすめ!

2. いちじくのパウンドケーキ

いちじくのつぶつぶ食感が残ったパウンドケーキって旬の味覚でおいしいですよね!そんなパウンドケーキが簡単にできるレシピをご紹介します。

ボウルで無塩バター、グラニュー糖、薄力粉などを混ぜてゴムベラでさっくりと混ぜ、クッキングペーパーを敷いたパウンドケーキ型に流し込みます。皮を剥いてくし形に切ったいちじくを並べてグラニュー糖をまぶし、200wで約50分焼けばできあがり。粗熱がとれてからカットするときれいに切れますよ。

3. いちじくの生ハム巻き

食べやすい大きさにカットしたいちじくに生ハムを巻くだけの簡単なレシピですが、見た目もオシャレなため、おもてなし料理としてもおすすめです。

いちじくの甘味と生ハムの塩味がマッチする、とてもおいしいいちじくの生ハム巻き。オードブルやお酒のおつまみにもぴったりですね。

旬が短いいちじく!味わっていただきましょう

手軽でおいしいいちじく。旬の時期が来たら食べたくなりますよね。

品種によって収穫できる時期が違うなら、夏と秋で食べ比べをしても楽しいですよね。両方の時期の色々な品種を食べてみて、ぜひお気に入りを見つけてください。

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ちあき

育児のかたわらライターをしています。元出版社勤務、料理も食べ歩きも...