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みなさんは「衣かつぎ」と聞いてどんなものをイメージしますか?衣をかつぐという文字からしてゲン担ぎのようなものかな、と思いきや。実はサトイモをふかし、皮を剥いで食べる秋の料理なんですよ。今回は衣かつぎの由来やアレンジレシピをご紹介します。

衣かつぎとは?

「衣かつぎ」とはサトイモの小芋を皮が付いたまま蒸したり茹でたりし、皮を剥いて塩や味噌などで食べる、主に夏から秋にかけてつくられるお料理です。

衣かつぎに最も適しているのは、秋口にのみ出回る「石川早生(いしかわわせ)」という品種のサトイモの子芋。この子芋自体を指して「衣かつぎ」と呼ぶ場合もあります。

石川早生と聖徳太子のカンケイ

石川早生は石川芋のことで、土垂と並ぶ代表的な里芋。大阪南河内の石川村(現南河内郡太子町)で栽培されたのがその名の由来です。

古くは、聖徳太子が石川村にあった叡福寺に自身の墓地を造営する際、奈良の法隆寺から里芋を持ち帰ったのが石川早生の起源とされているんだとか。

石川早生の旬と特徴

石川早生の旬は8月~9月で、最も衣かつぎに適していると言われる石川早生の子芋が出回るのは秋口のみです。この子芋で作る衣かつぎは、秋の訪れを感じさせるこの時期だけの食べ物なんですよ。
石川早生の子芋は、蒸したり茹でたりすると手で皮がかんたんに剥けること、小ぶりで肉質に粘りがあること、カリウムを多く含むので高血圧に効果がある、などの特長があります。

衣かつぎの名前の由来

聞いただけではイメージしづらい衣かづき。いったいどのような由来があるのでしょうか。

平安時代、高貴な女性たちは外出する際に衣(ひとえ)の着物をかぶって顔を隠しました。その装いは「衣被ぎ」(きぬかずき/きぬかづき)と呼ばれていたそうです。

このことになぞらえて、里芋の一部に皮の付いた様子を「きぬかづき」と命名されたのが最初です。頭からすっぽりかぶることを「かづく」と言うので本来は「かづき」ですが、後に「きぬかづき」が転じて「衣かつぎ」となりました。

衣かつぎの作り方

◆材料
サトイモ
田楽味噌(塩またはわさび醤油でも)

手順

◆作り方
(1)まずサトイモ(里芋)を洗います。ボールにサトイモと水を入れ手で回しながら洗います。水が透明になるまで何度か繰り返して洗います。

(2)サトイモの下の部分を切ります。こうすることで、食べるときに皮が剥きやすくなります。

(3)サトイモを蒸す、または茹でます。竹串がスッとささるくらい柔らかくなったら出来上がりです。

(4)田楽味噌や塩、わさび醤油などでいただきます。(衣かつぎのおしりを押すと皮がつるっと剥けます。)

衣かつぎレシピ5選

それではここで、衣かつぎのレシピを5つご紹介します。
どれもかんたんで美味しそうなものばかり!ぜひ作ってみてくださいね。

秋が来ると一番にきぬかつぎ! 

◆材料

サトイモ
オクラ(自家製)
胡桃味噌(くるみ味噌)
酒醤油

◆作り方

(1)小粒で、粒のそろった子芋を皮ごとタワシできれいに洗います。下部をすわりのよいように切り落とします。

(2)半分くらいのところに包丁でぐるりと切り込みを入れて蒸し器で蒸します。粗熱をとり上の部分の皮をむきます。

(3)しそ巻きに使った胡桃味噌を酒でのばしてのせます。しょうが醤油でも美味しいです。

きぬかつぎ(里芋)入り炊き込みご飯  

◆材料


サトイモ(小)
干しシイタケ
干しタケノコ
きくらげ
にんじん
鶏もも肉
みりん
めんつゆ(4~5倍濃縮タイプ)
薄口しょう油

◆作り方

(1)米はといで水につけておきます。

(2)サトイモは皮をむいて洗っておきます。

(3)干しシイタケ、干しタケノコ、きくらげは水に戻しておきます。

(4)(3)とにんじん、鶏肉もも肉はみじん切りにし、ごぼうはささがきにします。

(5)すべての材料を混ぜ合わせ、調味料を入れて炊きます。

【農家のレシピ】きぬかつぎ  

◆材料

里芋(小さい方がいいですよ)

◆作り方

(1)里芋は水でよく洗い、下の方を切り落とします。真ん中より少し上にくるっと一周切れ目を入れます。こうすると、蒸した後上をつまむとつるんと皮が剥けます。

(2)あとは蒸すだけ。竹串がすっと刺されば完成です。

(3)蒸し上がって上の部分を剥いた里芋に黒ゴマをトッピング。塩や醤油、甘味噌をつけてどうぞ。

きぬかつぎの胡桃味噌あえ

◆材料

サトイモ(小ぶりなもの)
味噌
味醂
はちみつ
醤油
生胡桃

◆作り方

(1)耐熱容器に、味噌、味醂、はちみつ、醤油を入れて混ぜます。

(2)電子レンジで加熱します。ときどき取り出してかきまぜます。

(3)生胡桃は適当な大きさに砕きフライパンでからいりします。(2)の味噌と混ぜ合わせます。

(4)サトイモは洗って耐熱皿に並べ、ラップをかけて電子レンジで柔らくなるまで蒸します。

(5)サトイモの粗熱が取れたら、皮をむいて胡桃味噌と混ぜて出来上がり!

きぬかつぎ 

◆材料

里芋
ゴマ


◆作り方

(1)里芋は何度も水を替えながらよく洗います。底に包丁を入れて座りを良くし、3/1ほど輪っかに包丁を入れておきます。

(2)蒸し器に入れ強火で5分蒸します。

(3)上部の皮をクルリと剥いて、ゴマ塩をまぶして出来上がりです!

おわりに

聖徳太子にゆかりのある石川早生の子芋でつくる「衣かつぎ」。作り方がとてもシンプルなのに、存在感のある嬉しい一品です。

形は丸くて可愛らしく、食べるとしっとり、ほくほく。秋を感じる可愛い訪問者。家庭の食卓やお酒のおつまみにもぴったりで、家族にも喜ばれそうですね。

里芋がおいしくなる季節にぜひ作ってみてください。

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