ライター : 堀田 らいむ

webライター

監修者 : 工藤 孝文

みやま市工藤内科 院長

「熊笹茶」とは?

熊笹茶の作用をお話しする前に、まずは「熊笹茶」とはどういうものなのかをご紹介します。

そもそも熊笹とは

熊笹は北海道の山野で主に生息し、先がとがった細長い葉が特徴の植物です。冬を越して葉が枯れるころに周囲が白くふちどられることから、歌舞伎役者の「隈取り」になぞらえて「隈笹」と言われたのがはじまり。

熊笹は防腐作用が高いことから、ちまきや笹ずしに使われていました。熊笹はパンダがかじっているイメージがありますが、繊維が固すぎるため食べきるのにはとても時間がかかるようです。

昔からの研究で豊富な栄養があることが分かっており、中国では漢方薬として使用されています。現在では、熊笹を使う茶葉や青汁も販売されているんですよ。(※1)

熊笹茶の特徴

熊笹茶とは、名前の通り熊笹を煎じて入れたお茶のことです。熊笹にはミネラルやビタミン類をはじめ多くの栄養が含まれているため、健康に気を遣う人におすすめ。

しかもノンカフェインなので、カフェインの摂取を控えている人も安心して飲めます。茶葉のように乾燥させて切り刻んだものや、粉末状のものなどいろんなタイプで販売されているため、用途に合わせて選べますよ。

味はスッキリしていてあまり苦くなく、普通の緑茶やほうじ茶と同じ感覚で飲めます。(※2)

熊笹茶に期待できる効果効能

効果効能

  1. 口臭対策
  2. 免疫機能をサポート
  3. 貧血対策
  4. 便秘対策

口臭対策

熊笹は植物なので、葉緑素の成分「クロロフィル」が含まれます。クロロフィルには殺菌・脱臭作用があり、口臭を抑える作用が期待できます。(※3,4)

免疫機能をサポート

熊笹に含まれる多糖体には、免疫力を高める作用があると考えられています。

また、熊笹には、ポリフェノールの一種であるフラボノイドが含まれていますよ。フラボノイドには抗酸化作用や免疫を整える作用があります。(※1,4,5)
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