ライター : morico

WEBライター

シャリアピンステーキとは

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シャリアピンステーキは、1934年に帝国ホテルで生まれた料理です。帝国ホテルを訪れたロシア人オペラ歌手、フョードル・イワノビッチ・シャリアピン氏は、歯を痛めていました。当時のレストラン「ニューグリル」料理長が、シャリアピン氏のためにやわらかく食べやすいステーキを作ったのが始まり。

のちに再来日したシャリアピン氏の許可を得て、「シャリアピンステーキ」と名付けられました。今でも帝国ホテルで愛されている、代表的な料理のひとつです。

シャリアピンステーキの作り方

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調理時間 20
*肉を漬ける時間は含みません
シャリアピンステーキは肉を焼く前にすりおろし玉ねぎに漬けるのが特徴的。やわらかく旨味たっぷりに仕上がりますよ。すりおろし玉ねぎを赤ワインで煮るソースの作り方も同時に紹介するので、レストランのような本格的な味わいを堪能してください。

材料(2人分)

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作り方

1.牛ステーキ肉に下味をつける

白い皿に牛ステーキ肉が2枚置かれている様子

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牛ステーキ肉を常温に戻し、両面に味付塩こしょうを振って下味をつけます。

2.すりおろし玉ねぎを塗る

牛ステーキ肉にすりおろし玉ねぎを塗っている様子

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牛ステーキ肉の全体にすりおろし玉ねぎを塗ります。

3.冷蔵庫で1時間ほど寝かせる

白い皿にすりおろし玉ねぎを塗った牛ステーキ肉が置かれラップをした様子

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ラップをして冷蔵庫で1時間ほど寝かせます。

4.すりおろし玉ねぎを取り除く

牛ステーキ肉に塗ったすりおろし玉ねぎを取り除いている様子

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1時間経ったら冷蔵庫から取り出します。すりおろし玉ねぎを取り除きます。

5.牛ステーキ肉を焼く

フライパンで牛ステーキ肉を焼いている様子

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フライパンにサラダ油とバターを入れて熱します。バターが溶けたら表になる面を下にして牛ステーキ肉を中火で焼きます。

6.焼き色がついたら完成

フライパンで牛ステーキ肉を焼いて完成した様子

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焼き色がついたらひっくり返し反対の面も焼きます。両面にしっかりと焼き色がつき、肉に火が通ったら完成です。

7.ソースを作る

フライパンでステーキソースを作っている様子

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肉を焼いたフライパンにソースの材料をすべて入れます。軽く混ぜてぐつぐつとしたら完成です。シャリアピンステーキにかけていただきます。

おいしく作るためのコツ

玉ねぎをすりおろしてたくさん使おう

肉を漬けるおろし玉ねぎだけでなく、ソースにも玉ねぎを使うのがポイント。ボリュームが増し、おいしさもアップします。玉ねぎたっぷりのステーキソースが肉汁と合わさって、とてもジューシーな仕上がりに。

フライパンを十分に熱してから肉を入れよう

ステーキは焼き加減がいちばん大事です。焼く30分前には肉を冷蔵庫から取り出し、常温に戻しておきましょう。肉の外側と内側の温度を均一にすることで中までしっかりと火が通り、生焼けや焼き過ぎて硬くなるのを防げます。

また、ステーキを焼くときは十分に加熱したフライパンで焼くことが大切です。肉を入れたときにジュワッと音がするくらい、フライパンをよく熱してから焼きましょう。肉を入れた際一気に熱が伝わることによって旨味がギュッと凝縮され、ジューシーなステーキを作れますよ。

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