ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

レンジで簡単!銀杏の下ごしらえ

Photo by 稲吉永恵

銀杏は炒ったり揚げたり、茶碗蒸しや炊き込みごはんに使ったりと、さまざまな調理法で楽しめる食材。ただ、硬い殻をむくのが厄介で、敬遠している人も多いのではないでしょうか。銀杏は、電子レンジを使えば簡単に殻むきができます。薄皮をスルリとむく方法もご紹介しますので、ぜひ挑戦してみてください。

銀杏を爆発させないポイント

  1. あらかじめ銀杏にヒビを入れて、空気の逃げ道を作る
  2. レンジで加熱する際は必ずそばにいて、弾ける音がしたらすぐに加熱をやめる

材料

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  • ぎんなん お好みの量

コツ・ポイント

  1. 電子レンジで加熱しすぎると、銀杏が硬くなり食感が悪くなります。加熱しすぎないように注意してください。
  2. 銀杏の薄皮は、フライパンに油をひいて転がして炒ってもむけます。焦げ目が付き香ばしいため、そのまま塩を付けて食べるのにもってこいですよ。

作り方

1.銀杏にヒビを入れる

タオルの上においた殻付き銀杏

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まな板にタオルや布巾などを敷きます。
銀杏に金槌でヒビを入れている様子

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銀杏のつなぎ目を金槌で叩き、ヒビを入れます。
殻を割った銀杏

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つなぎ目の部分がパカッと割れたり、殻が欠けたりするくらいに、叩いてください。 ※銀杏を金槌で叩くときは、手を打たないように気をつけてください。

2.銀杏を封筒に入れる

封筒に殻に傷を付けた銀杏を入れている様子

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殻にヒビを入れたら、封筒に銀杏を入れます。ひと袋に20個程度が目安です。

3.電子レンジで加熱する

封筒に封をしている様子

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封筒の口を3回折り、電子レンジ600Wで約50秒加熱します。 ※お使いの機種によって加熱時間は異なります。様子を見ながら加熱時間を調整してください。

4.銀杏の殻をむく

封筒から銀杏を出した様子

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封筒から出し、銀杏の殻をむきます。
銀杏の殻をむいたもの

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ヒビが入った部分をはがすと、簡単に殻がむけます。

5.薄皮をむく

ボウルに入った水と薄皮が付いた銀杏

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4で、殻と一緒に薄皮がむけなかった銀杏は、お湯を入れたボウルに浸します。
薄皮をむいた銀杏

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20分ほどお湯に浸すと、薄皮がスルリとむけます。

6.できあがり

白い器に盛られた殻をむいた銀杏

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電子レンジで加熱し火が通っているので、殻と薄皮をむいたらそのままいただけます。塩を付けてそのままいただいたり、茶碗蒸しや炊き込みごはんなどに使ったりしてください。

簡単アレンジ。レンジ銀杏のおいしい食べ方

  1. カレー粉やチリペッパーで炒めると、スパイシーなおつまみに。
  2. バターでソテーしてコクをプラス。粉チーズや黒こしょうを振りかけてもOK。
  3. スライスチーズをのせてレンジで加熱すると、チーズせんべいに。

銀杏の保存方法

殻のまま冷凍保存

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銀杏は、殻付きのまま冷凍保存することが可能です。冷凍用ジッパー袋に入れ、空気を抜いて封をします。冷凍庫で1ヶ月程度保存可能。食べるときは、ヒビを入れて電子レンジで加熱して殻をむきましょう。

殻をむいて冷凍保存

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銀杏は、あらかじめ殻をむいてから冷凍保存することも可能。殻と薄皮をむき、使う分ずつラップで包みます。冷凍用ジッパー袋に入れて冷凍庫へ入れましょう。1〜2ヶ月程度保存可能です。使うときは、解凍は不要。凍ったまま調理できるため、便利ですよ。

ポリ袋に入れて冷蔵保存

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殻ごとの銀杏を冷蔵保存するなら、軽く湿らせたクッキングペーパーや新聞紙に包んでポリ袋に入れます。クッキングペーパーが乾いたら取り替えるようにしてください。冷蔵庫で1ヶ月程度保存可能。銀杏の実は時間が経つにつれ、黄色になります。翡翠色の銀杏を食べたいなら、2週間程度で調理してくださいね。

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