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連載:絶対きれいになる!皮膚科医の「美肌レッスン」

皮膚科医の私がおすすめのセルフケアを紹介する本連載。今回の主役は「トマト」です。美白&日焼け防止作用が強力で、ダイエット、疲労回復にも役立つすぐれもの。私の体験、効能、効果的な食べ方など、詳しくお伝えします。

私の肌ケアに欠かせないトマト!

健康・美容効果の高い野菜の定番といえば、トマトです。今でこそリコピンという成分の抗酸化作用が広く知られていますが、昔から「体にいい野菜」といわれていました。実家の庭でミニトマトを栽培していましたし、家庭菜園でもトマトを作っていて、よく食べていた記憶があります。トマトピューレやケチャップなど、トマトの加工品も食卓に頻繁に上がっていました。

私は皮膚科医という立場ですから、自分自身の肌ケアも怠るわけにはいきません。しかも私の場合、生まれつき地黒肌ということもあって、夏の時期の紫外線対策は特に欠かせないんです。

そこで日頃から積極的に食べるようにしている野菜が、トマト。なぜかというとトマトに含まれるリコピンには、強力な美白作用と日焼け防止作用があるからです。もちろんUVクリームや服装などにも十分気をつけていますが、私の美白ケアにトマトが一役買ってるな、と確かに実感しています。

そんなトマトと美肌の関係について、今回は詳しくお伝えしますね。

トマトの美肌効果!ニキビ対策にも◎

最近、「クリスタルトマト」というサプリが東アジアで爆発的な人気を集めており、日本国内でも取り扱う美容クリニックが少しずつ増えています。天然の白いトマトを原料にしたサプリなのですが、その効果が本当にすごい!飲むだけで肌が白くなり、日焼けダメージまで防いでしまう「飲む日焼止め」なんです。今後、日本でますます注目を集めるサプリのひとつだと思います。

こんなサプリが生まれてしまうように、トマトはすばらしい美肌効果を持っています。以下に、その具体的な作用をまとめてみました。

美白作用

総合メーカーのカゴメさんと、名古屋市立大学の森田明理先生が共同で行った研究によれば、トマトに含まれるリコピンがシミやくすみの原因となるメラニン生成を抑えるとわかりました。リコピンのメラニン生成を抑える作用は、「アルブチン」という有名な美白剤と同じくらいの効果がある、ともいわれています。

日焼け防止作用

ニューカッスル大学の皮膚科学教授、マーク・バーチ・マチン先生が発表した研究によると、トマトは、日焼けで肌が赤くなったり、紫外線でDNAが損傷を受ける影響を軽くしたりするそうです。トマトをよく食べると、日焼けが3割も少なくなるとか。世界でもトマトの日焼け防止作用が認められているんですね。

コラーゲンを増やす

トマトペーストを12週間摂り続けたら、肌のコラーゲンを分解させる酵素が減ったという実験もあるように、トマトはコラーゲンの減少を防いでシワ対策にもなります。まさに代表的な美肌野菜といってよいですね。

ニキビの予防・改善

活性酸素は皮脂とくっつくと、過酸化脂質になります。この物質は肌の細胞を傷つけたり、皮膚の再生機能を低下させ、炎症が起きてニキビの原因になります。トマトのリコピンは抗酸化作用にすぐれており、活性酸素の働きを抑えてくれるので、ニキビの予防・改善に役立つんです。

トマトのその他の効果

ダイエット

トマトに含まれる脂肪燃焼成分「13ーOXOーODA(リノール酸の一種)」が中性脂肪を減らす、という研究結果があります。トマトは中程度のサイズでも40kcalしかなく低カロリーなので、ダイエットにも役立てたい野菜です。

疲労回復

トマトの酸味であるクエン酸は、代謝を高めてエネルギー作りをスムーズにし、疲労物質「乳酸」の発生を抑えてくれます。夏バテや、夏の間に溜まった疲労を取り除いてくれる効果を期待できるんです。

一日の摂取量の目安は?

1日に摂取したいリコピンの量は15mgといわれています。中程度のトマト(可食部200g)に含まれるリコピンの量はおよそ6mgなので、1日2個食べるとよいですね。リコピンはトマト以外にも含まれていますから、2個でも十分だと思います。

トマトはいつ食べればいい?

リコピンが肌の細胞に届くまでの時間は、6〜7時間といわれています。もし朝から外出されるなら、前日の夜にトマトを食べておけば、翌朝までにリコピンが肌に到達して、紫外線ケアにつながります。トマトはさまざまな健康効果を持っていますが、美白目的ならばぜひ夜に食べる習慣をつけるとよいでしょう。

効果的な食べ方

加熱する

リコピンの吸収を高める方法をふたつ紹介します。ひとつが、加熱して食べること。熱を加えて調理するだけでも、吸収率は1.3倍になります。リコピンはトマトの細胞壁のなかに入っているので、調理すると壊れて溶け出すからです。

油で調理する

リコピンは油に溶ける性質があるため、油で調理すると吸収率がグンと上がります。実際、オリーブオイルで煮込んだトマトの吸収率は、生食の4倍になるというデータもあるほど。油を使って加熱調理するのが、リコピンを最も効率よく摂取する方法です。油の摂り過ぎに注意しつつ、動物性よりも植物性のオイルで加熱調理してみてくださいね。

季節を問わずにトマトを食べよう

旬の食材は、その時期に必要な栄養素を含んでいるといわれます。こうしてトマトの効果を振り返ってみると、紫外線ケアはもとより夏バテの疲労回復にも役立つわけですから、トマトが夏野菜であることは理にかなっているんだな、と改めて思います。「旬のものを食べる」という食生活は、おいしいことはもとより、美容・健康にもおすすめできます。

とはいえ、肌トラブルの原因になるものは年中ありますから、季節を問わずにトマトの美肌効果を実感してほしいな、というのも本音です。艶やかな美肌作りに、きっと大活躍してくれるはずですよ。

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寺澤地子

蒲郡皮フ科院長。愛知県医科大学卒業後、愛知医科大学付属病院、名古屋...

http://gamagori-sc.byoinnavi.jp/pc/

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