ライター : とも

子育てフードライター

グミの実とは?

グミの実は、グミ科グミ属の木になる果実のこと。細長いさくらんぼのような形と鮮やかな赤色が特徴です。

かわいらしい見た目から食用に適しているように思えますが、そのままでは渋みがあるため、食用としての栽培はほとんどありません。そのため、市場に流通することも稀。

庭や公園に植えられていることが多いので、気になる方は探してみるのも楽しいですよ。

栽培地と旬

グミの木は暑さにも寒さにも強いため、北海道から九州まで広い地域で育てることができます。ホームセンターで苗木が販売されていることもありますよ。

実が色づく時期は、種類によって異なります。春グミと呼ばれる品種は5月頃、秋グミは10月頃に旬を迎えます。

主な品種

ナワシログミ

ナワシログミは春グミと呼ばれる品種のひとつです。10月下旬~11月上旬に花が咲き、翌年の5月頃に赤い果実がなります。田んぼに苗代(なわしろ)を作る頃に実をつけることから名づけられたといわれています。

ビックリグミ

ビックリグミは、別名「大王グミ」と呼ばれ、6月~7月頃に2cmほどの実をつけます。グミの実の中でも渋みが少なく、生食でもおいしいのが特徴。みずみずしく、甘酸っぱい味わいは初夏の訪れを感じさせてくれますよ。

アキグミ

アキグミは、ころんと丸みのある形が特徴です。4月~5月頃に花が咲き、9月~10月頃に赤い実がなります。完熟した実はやわらかですが、渋みが強いためジャムやシロップなどに加工するのがおすすめ。

どんな味なの?

グミの実は甘酸っぱく、やや渋みがある味です。渋みの原因はポリフェノールの一種、タンニン。未熟なものは渋みが強いため、赤く色づきやわらかくなったものを選ぶと良いでしょう。
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