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「アブラソコムツ」という名前を聞いてピンとくる人は少ないのではないでしょうか。大トロに似た味でおいしい魚ですが、食べると下痢や脱水症状を起こすことも!食用として禁止されている危険なアブラソコムツについてご紹介します。

アブラソコムツは食べるな危険

アブラソコムツはマグロに似た味の魚です。マグロの中でも大トロに似ているというほど、脂のりの良い魚ですが、人体に有害なので食用としては禁止されています。日本では見た目がよく似ているバラムツとともに販売禁止になっているので、市場には出回っていません。

しかし、スポーツフィッシングなどで釣り人が入手することが可能なので、試しに食べてみたという人も少なくなく、体調を崩した経験がある人もいるようです。

アブラソコムツに含まれるワックスエステルという油脂成分は、人間の胃袋では消化できないため、有毒性がある魚として食用が禁止されています。食べると下痢や脱水症状を引き起こす危険性があり、肛門から油脂が漏れ出すといった症例もあるようです。

世間では刺身3切れ程度なら食べても問題ないという説が出回っていますが、たくさん食べなければ大丈夫、というわけではないようです。症状に個人差はあるものの、約1〜2日後に便に変化が現れる人が多いと言われています。

味が似ている大トロは高価でなかなかたくさん食べられないからとアブラソコムツのおいしさに夢中になってしまう人もいますが、食べる量が多いほど症状が重くなり回復するのにも時間がかかるので、興味本位でも大きな危険が伴います。もしも食べてしまった際には直ぐに病院に行くようにしておきましょう。

アブラソコムツとは?

アブラソコムツは温熱帯の深海域に生息する魚です。大きさは100cmを超える大型魚で、大きいものは150cm近くあるというほど。黒茶色の体に白くて大きい目、ムツのような厳つい顔立ちが特徴です。

体の側面はなめらかな直線ではなく、波打っていて少し凹凸があります。浮袋がないので浮力を得るために油脂を多く蓄えていると言われています。食用魚であるムツとは同じスズキ目ですが、深海魚であること以外には関連性はないようです。大型魚なので引きが強く、先ほどもお伝えしたようにスポーツフィッシングの対象になることがあります。

アブラソコムツは静岡県ではサットウと呼ばれていて、沖縄諸島では同科異属のバラムツと同じくインガンダルマと呼ばれています。アブラソコムツはバラムツによく似た姿をしていますが、尾柄部に隆起線があることから見分けられます。

生息地は主に南日本の太平洋側。温熱帯の深海なら世界各地で見られることもあるようです。日本を含む世界各地でアブラソコムツを釣ることは可能で、大型魚ならではの引きの強さを求めてアブラソコムツ目的で釣りを楽しむ人もいると言われています。

アブラソコムツに関する事件

アブラソコムツに関する事件の報告があります。アメリカのロサンゼルス地域に100店舗以上ある和食店でアブラソコムツを提供していた事件では、アブラソコムツを白いマグロとして「ホワイトツナ」とメニューに表記していました。

韓国人が経営する和食店にはアメリカの弁護士事務所から巨額の補償金を請求されたようです。この和食店以外でも、アメリカではアブラソコムツに関する偽装問題の事例があります。

アメリカのスーパーや魚屋、寿司屋に調査を行うと、ラベル表記とは全く別の魚だったという結果が出ました。中でも寿司屋は7割を超える店舗で偽装が発覚。アメリカではビンチョウマグロを白マグロと呼んでいるため、よく似ているアブラソコムツをビンチョウマグロと偽って提供していたようです。

こうした事件は枚挙に暇がありませんから、アブラソコムツの危険性を知って自分で自分の身を守ることが大事になってきます。現地の人が勧めるからといって、直ぐに箸を伸ばさないようにしましょう。

海外では食用として売られているところも

日本では食用禁止のため市場に出回っていないアブラソコムツですが、海外では食用として売られているところもあります。実際に事件が起きたアメリカだけでなく、カナダやヨーロッパなど海外ではアブラソコムツを普通に販売している国もようです。

アブラソコムツ自体が毒を持っているわけではありませんが、食べたあとに体に悪影響がある場合が多いようです。アブラソコムツのことを知らずに、海外旅行や留学で食べてしまった人もいるのではないでしょうか。

このようにアブラソコムツは海外では簡単に手に入ってしまいますから危険です。日本では味わったことのないおいしさに魅了されてたくさん食べてしまった、というケースもあるので、「食べると危険な魚」であることを知っておくといいですよ!もしも海外のレストランで不明な魚を出されたら、「アブラソコムツかも」と思って用心しておくようにすると良いでしょう。

おいしさにまどわされちゃダメ!

知っている人はあまり多くはない、アブラソコムツの特徴や体に及ぼす影響をご紹介しました。刺身にするとおいしそうな見た目でも、アブラソコムツは「食べると危険な魚」です。

実際にアメリカで起きた事件だけなく、日本国内でも釣り人がアブラソコムツを食べて被害に合ったというケースも少なくありません。見た目や味のおいしさに興味を持ったとしても食べない方がよいでしょう。海外に行くときには、アブラソコムツ以外の魚に対しても「偽装の可能性はないか?」と、まず疑ってみる気持ちも必要かもしれませんね。

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