「ステーキダイエット」の効果って？おすすめの部位や上手な食べ方【管理栄養士執筆】

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ライター : 水流琴音

管理栄養士 / オーソモレキュラー認定ONP / webライター

監修者 : 工藤孝文

みやま市工藤内科院長

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ステーキダイエットとは

「ステーキダイエット」とは、質の高いたんぱく質を摂ることで、身体に必要な栄養素をしっかりと補給しながら身体づくりを目指す方法です。

肉に含まれるビタミンB2は、脂質代謝を促すために欠かせない栄養素。そのため代謝を促すためには、たんぱく質だけではなくビタミンB群も併せて摂ることがおすすめです。

ただし、ステーキを食べるだけで痩せるというわけではありません。バランスの良い3食を基本に、ステーキを上手に取り入れて健康的な身体を目指しましょう。（※1,2）

ステーキダイエットの効果

ステーキダイエットの効果

脂肪燃焼をサポート
筋肉量アップ
満腹感を得られる

脂肪燃焼をサポート

赤身の肉に多く含まれる「L-カルニチン」はアミノ酸の一種です。「ミトコンドリア」という器官に運搬し、長鎖脂肪酸を燃焼することでエネルギーを作り出します。肉や魚などの動物性食品に多く含まれており、肉の色が赤いほどカルニチンの含有量が多くなります。（※3）

筋肉量アップ

体を支える筋肉は、たんぱく質でつくられています。栄養不足の状態だとたんぱく質は分解されてエネルギー源として使われてしまいます。筋肉量アップのためには、摂取したたんぱく質がたんぱく源としてしっかりと体内で消化・吸収されることが大切です。（※4,5）

満腹感を得られる

ステーキを食べたあと、お腹が減らなくて予定していたデザートを断念したり、数時間たっても満腹感が続くことがあると思います。それは、お肉の消化に時間がかかるから。食べ物は平均2〜3時間で消化されますが、お肉は4〜5時間ほどかかるとされています。

消化がかかるとは、胃の中に食べたものが長い間滞在している状態。つまり、満腹感を持続できるので間食が減り、余計なカロリーを摂らずに済みます。（※6）

ダイエット向きの低カロリーなステーキの部位とは

	カロリー(kcal)	糖質量 (g)
サーロイン(和牛）	460kcal	0.3g
サーロイン（輸入）	273kcal	0.4g
リブロース(和牛）	514kcal	0.1g
リブロース（輸入）	212kcal	0.4g
ヒレ（和牛）	207kcal	0.3g
ヒレ(輸入）	123kcal	0.3g
仔牛リブロース	94kcal	0.3g

※100gあたりで比較
（※7）

ステーキの部位別に100gあたりのカロリー、糖質量を比べて見ましょう。

糖質量はどの部位もさほど変わりなく、カロリーは輸入肉の方が低い傾向にあります。赤身が多いヒレ肉が一番ヘルシーでおすすめ。しかしカロリーを制限しすぎてしまうと、摂取したたんぱく質がうまく体内で利用されないので、小食の方は適度に脂身のある部分を選ぶことも賢い選択方法ですよ。（※8）