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寒い時期になるとスーパーで見かけるようになる「芽キャベツ」ですが、実は育てるのが簡単だって知っていましたか?今回は、そんな芽キャベツの育て方やレシピ、芽キャベツについてのあれこれをご紹介していきたいと思います。

手軽に育てられる芽キャベツ

みなさんは、芽キャベツを食べたことがありますか?
その名前から、キャベツの若芽だと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、芽キャベツとキャベツは種類がまったく違うものです。同じアブラナ科の野菜ですが、キャベツは若芽でも芽キャベツほど小さくありません。

キャベツは、軸の上から食べられる球体に成長しますが、芽キャベツは軸の脇芽から食べることができるようになります。別名、子持ち甘藍(コモチカンラン)、姫甘藍(ヒメカンラン)と呼ばれることも。「甘藍」とは、キャベツの別名です。

芽キャベツはサイズこそ小さいものの、固くしっかりと巻かれており、アクが強いので通常は下茹でしてから食べます。ひとつの大きさは、栽培環境により変わってきますが、平均20g程度です。

芽キャベツについて

生息地、生息方法

芽キャベツの原産地はベルギーで、日本では明治時代以降から栽培されるようになりました。静岡県が国内生産量の9割を占め、ほかには北海道や長野県で生産されています。

一般的なキャベツは、主軸の頂芽が結球しますが、芽キャベツは葉の付け根から出てくる脇芽が結球したものです。株は、地面から70~80cmほどに伸びた1本の茎に、50~60個の実が鈴なりにできます。ぶどうの房のようなイメージです。

旬の時期

芽キャベツの旬は冬で、11月~3月が収穫時期となります。芽キャベツは、湿気と高温に弱く、特に日本のようなムシムシとした湿気の高い夏の気候は向いていません。気温が高いと葉がきれいに巻かず、虫がつきやすくなってしまうため、冬場の限られた野菜になってしまいます。

芽キャベツを育てるメリット

芽キャベツとキャベツは、見た目だけでなく含まれる栄養素も似ていて、ビタミンやミネラルを豊富に含んでいます。同じ栄養素でも、キャベツよりも芽キャベツのほうが含有量の多いものが多く、例えば、βカロチンは約12倍、ビタミンCは約4倍、ビタミンKは約2倍、多く含んでいます。

ビタミンC、Kは疲労回復や風邪の予防、肌荒れに効果があり、寒い冬の季節にはぴったりです。ジアスターゼというでんぷん分解酵素も豊富に含んでおり、消化を助ける作用があるので、胸やけや胃もたれに効果があります。小さい中に豊富な栄養がたっぷり詰まっているので、キャベツが苦手な方でも食べやすいですね。

芽キャベツはひとつの株に50~60個の実がなるので、一度で大量に収穫することができます。

プランターでの育て方

芽キャベツを育てるのはそんなに難しくなく、日当たりのいい場所であればプランター栽培も可能です。しかし、高温が苦手な野菜なので、温度管理が重要になってきます。

芽キャベツの種まきは春と夏で、約2.5~3ヶ月ほどで収穫できるようになります。発芽適温は、15℃~25℃、生育適温は18~22℃。収穫時期が遅れてしまうと葉が開いてきてしまうので、早めに収穫するようにしましょう。

育てる上でのポイント

栽培のポイントは、肥料を十分に施して、しっかりと草体をつくり上げることです。生育期間が長めなので、肥切れしないよう生育具合を気にしながら育てましょう。

芽キャベツを育てるときの注意点

花が咲く前に収穫する

芽キャベツは、失敗したり収穫時期が遅れると、花が咲きます。花が咲いてしまっては、芽キャベツの終了を示すことになるので、花が咲く前に収穫できるように育てましょう。

害虫対策をしっかりと

芽キャベツによく害虫は、アブラムシ、アオムシ、ハンスモンヨトウ、コナガなどです。寒冷紗をかけるなどの害虫対策は必須です。寒冷紗(かんれいしゃ/粗く織り込まれた布)をかけていても隙間から入り込んでしまうことがあるので、害虫を見つけたら早期に除去するようにしましょう。被害を最小限に食い止めることができます。

採れた芽キャベツで作れるレシピ

芽キャベツとベーコンのクリームパスタ

芽キャベツは小さいので、切らずにそのまま調理することができます。オイル系のパスタもいいですが、やはりクリーム系のパスタの方が、ソースとよく絡んでおいしいですよ。

パスタといえば麺状のものを想像しますが、芽キャベツを具材として使う場合には、ペンネなどのショートパスタのほうが芽キャベツだけが浮いてしまうことがないので、おすすめです。

芽キャベツの浅漬け風

芽キャベツをダシに漬けておくことで、さっぱりとした浅漬け風に。嚙みしめるたびにダシの風味と豊かな香りが口いっぱいに広がり、つい何個でも食べてしまいそう!夕飯の「もう一品」にもぴったりですし、おつまみにしてもいいですね。旨みをぎゅっと閉じ込めた芽キャベツを、おひとついかが?

芽キャベツとさつまいものシチュー

寒い時期になると旬を迎える芽キャベツは、やはり温かい料理でいただきたいですよね。ほっこりと温まる、シチューなんていかがでしょうか。ほくほくとした食感のさつまいもと合わせて、とろ〜り甘めのやさしいシチューは、冷えた体を芯から温めてくれますよ。

芽キャベツの魅力に気づいた?

レストランなどに行くと、ときどきメニューで見かける芽キャベツですが、どんな野菜なのか知らなかったという方も多いのではないでしょうか。すこしマイナーだと思われていた芽キャベツは、実は手軽に育てることができ、栄養もたっぷり、いろんな料理に使うことができるという、かなりうれしい野菜だったんですよ!

これからは、スーパーで芽キャベツを見かけたら、ぜひ手に取ってみてくださいね。

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