ライター : 堀田 らいむ

webライター

もち粉とは?

もち粉ってどんな食べ物?

もち粉の原料はもち米です。もち米を洗って乾燥させた後、粉砕してふるいにかけることでもち粉になります。一般的な食べ方としてはお餅で食べることが多く、赤飯やおこわ、あられなどの原料ももち粉です。 関西ではもち粉と呼ばれていますが関東では求肥粉(ぎゅうひこ)と呼ばれ、なめらかできめが細かい特長を生かして、大福の求肥やお団子にも使われます。もち粉で団子を作ると、もちもちとした食感のなめらかで伸びのいい団子になりますよ。

もち粉の原料「もち米」とは?

普段私たちが食べているお米をうるち米と呼ぶのに対し、赤飯や団子の原料となるお米は、もち米と呼ばれます。うるち米ともち米のもっとも大きな違いはでんぷんの成分で、うるち米に比べてもち米はとても粘り気が強いのが特徴です。見た目でいうと半透明でガラス状のうるち米に対し、もち米は乳白色で丸みを帯びています。 もち米とうるち米を炊いたときの100gあたりのカロリーを比較すると、もち米は202kcal、うるち米は168Kcalと、もち米の方がカロリーが高いんです。水を含むうるち米に対し、もち米はほとんど水を含まないので少量でもカロリーや栄養価が高く、消化吸収が早いのが特徴です。 もち米とうるち米の大きな違いである粘り気は、もち米に含まれるでんぷんが影響しています。アミロペクチンが多いほど粘りが強く、歯ごたえのある食感となります。もち米にはそのでんぷんが多く含まれており、もち米がお餅や団子に使われるのはコシのある食感と強い粘りを生み出せるからなんですね。

上新粉、白玉粉との違い

上新粉はもち粉と同じ製粉方法によって作られますが、原料となるのはうるち米。しっかりとした歯ごたえを生み出せるので、柏餅やういろうなどによく使われます。 白玉粉はもち粉と同じもち米を原料とした米粉ですが、違うのは製粉方法。もち米を洗米後乾燥させて製粉するもち粉に対し、白玉粉はもち米を洗米した後水に浸し、水を加えながら挽いて、沈殿したものを乾燥させて製粉するんです。この製粉方法によりもち米のでんぷん質を多く取り出すことができ、なめらかな食感を生み出せます。大福餅や白玉団子として使われるのが一般的です。

もち粉は代用できる?

もち粉を上新粉で代用する場合、なめらかさが重要となる料理には向きません。上新粉は粘りが少ない分なめらかさも少なく、歯切れの良さと弾力が特長です。代用するならお団子がおすすめ。お月見団子のように弾力のいい団子になります。 もち粉と白玉粉は同じもち米を原料としているので、いろんな料理である程度代用が可能です。団子や大福餅で代用すれば、もち粉よりなめらかでもっちりとした団子になります。またどちらもきめが細かいので、大福の求肥として代用するのがおすすめです。

もち粉を使った調理アレンジレシピ3選

1. ハワイアン風モチコチキン

ハワイ料理といえばパンケーキですが、モチコチキンと呼ばれるハワイアンスタイルのから揚げも近年人気を集めています。一般的なから揚げとの違いは、味付けをした後にまぶす粉。日本のから揚げでは片栗粉をまぶしますが、モチコチキンはにんにくや醤油で下味をつけたあと、もち粉をまぶして揚げるんです。いつものから揚げがぐっとやわらかくなりますよ!ぜひ試してみてください。

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