ライター : yuitoss

フリーライター

監修者 : 相羽 舞

管理栄養士

牛乳に含まれる栄養や効果効能

たんぱく質

たんぱく質は、炭水化物や脂質と同じく、エネルギーを作り出す栄養素のひとつ。体内では細胞を構成する主要な成分として、筋肉や臓器などの体の組織の材料となります。また、ホルモンや酵素、抗体といった体の機能を調節する成分として、生命維持に欠かせない役割を担っています。

牛乳のたんぱく質には、体内で作ることのできない「必須アミノ酸」がバランス良く含まれ、良質なたんぱく質といわれているんですよ。牛乳100gあたりに、3.3gのたんぱく質が含まれています。(※1,2,3)

脂質

脂質は、体内でエネルギー源になるほか、細胞膜の材料や生理活性物質としてはたらいています。エネルギーとして利用されなかった分は、体脂肪として蓄積されます。また、脂溶性ビタミンの吸収を助ける役割も。

牛乳の脂質である「乳脂肪」は製造過程で細かく砕かれ、消化吸収されやすい形で含まれています。そのため、胃や腸に負担をかけずに取り入れられる脂質なのです。牛乳100gあたりに、3.8gの脂質が含まれています。(※1,4,5)

カルシウム

カルシウムは、体内にもっとも多く存在するミネラル。主に、骨や歯の構成成分になるほか、筋肉の収縮にかかわったり、神経の興奮を抑制したりする作用があります。不足すると骨や歯が弱くなり、幼児の場合だと骨の成長に影響するおそれが。

カルシウムを含む食品は小魚、海藻、豆類などがありますが、そのなかでも牛乳や乳製品は効率よくカルシウムを摂取できる食品なんですよ。牛乳に含まれるカルシウムは100gあたり110mgです。(※1,6)

ビタミンA

ビタミンAは、油に溶けやすい性質を持つ脂溶性ビタミンのひとつ。油と一緒に摂ることによって、吸収が良くなりますよ。

ビタミンAには、目や皮膚の粘膜の健康を保つはたらきがあります。牛乳には、100gあたり38µg含まれていますよ。(※1,7,8)

ビタミンB2

ビタミンB2は、水に溶ける性質を持つ水溶性ビタミンです。主に、皮膚や粘膜の機能を健康に保つはたらきがあります。

また、糖質、脂質、たんぱく質の代謝にかかわり、エネルギーの産生をサポートする役割も。エネルギーの消費が高い人ほど、たくさん必要になるビタミンです。牛乳には、100gあたり0.15mg含まれています。(※1,9)
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