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「水菓子」という言葉の本当の意味を知っていますか?ゼリーやわらび餅などのプルプルとしたお菓子のことを「水菓子」と呼ぶことが多いですが、もともとの意味はちがうんですよ!「水菓子」の歴史とお菓子の種類についてご紹介します!

水菓子のほんとの意味、知ってる?

「水菓子」という言葉をきいて、何を思い浮かべますか?わらび餅や羊羮などの、プルプルとしたみずみずしいお菓子を思い浮かべるかもしれません。しかし、本来の意味はちがうんですよ!水菓子という言葉の歴史と、お菓子の種類についてご紹介します。

一般的に、水菓子といえば和菓子

一般的に、水羊羹やわらび餅などの和菓子を「水菓子」と呼ぶことが多いですよね。そもそも和菓子にはどのような種類があるか、ご存知ですか?和菓子の分類からご紹介します!

駄菓子

子どもの頃、小銭を握りしめて駄菓子屋さんへ通ったという方も多いのではないでしょうか。駄菓子とは、子ども向けに売られている安いお菓子のことを言います。駄菓子の歴史は、江戸時代までさかのぼるんですよ。

古くは、麦、あわ、ひえ、豆などの雑穀や、水飴、黒砂糖などを使って作られていた安いお菓子が「一文菓子」と呼ばれ、庶民の間で愛されていました。これが駄菓子の祖先です。伝統的な駄菓子で、現在でも食べられているものには、かりんとうや金平糖、カルメ焼きなどがありますね。明治時代から昭和にかけて、味もパッケージも進化した駄菓子は、今でも広い世代から親しまれています。

干菓子

水分の少ない、乾燥した和菓子をまとめて「干菓子」と呼びます。落雁(らくがん)や和三盆(わさんぼん)のことを一般的に呼びますが、干菓子には「水分20%以下」という定義があるので、おせんべいや八つ橋、固形の飴も含まれることがあります。水分量が30〜35%の最中(もなか)などは、「半生菓子」に分類されるんですよ。

焼き菓子

どら焼きやカステラ、ボーロなどの、小麦粉を練って焼き上げられるお菓子のことをまとめて焼き菓子と呼びます。室町時代の終わりに西洋のお菓子が渡来して、日本でも発達しました。おせんべいも焼き菓子に分類されることがあります。

水菓子

さて、肝心の水菓子は……なんと、3つも意味があるんですよ!お友達やご家族にきいてみると、さまざまな答えが返ってくるかもしれません。

ひとつ目の意味は「羊羮」です。グーグルなどの検索サイトで「水菓子」と検索してみると、水羊羹やわらび餅などの、みずみずしくプルプルした和菓子の画像がずらーっと並びますね。一般的な「水菓子」のイメージは、このような和菓子ということがわかります。

ふたつ目の意味は「くだもの」です。「菓子」とついているのに「くだもの」だなんて、不思議!江戸時代以前、「菓子」と「くだもの」という言葉は、どちらも「3食の食事以外に食べる軽い食べ物」という意味で使われていました。フルーツや、お砂糖を使った甘いお菓子、さらにはおつまみまでまとめて「菓子」「くだもの」と呼んでいたんですね!

江戸時代になると、「菓子」という言葉は「人が手を加えて作った甘い食べ物」だけを指すようになります。フルーツのことを、上方(現在の近畿地方)では「くだもの」、江戸では「水菓子」と呼ぶようになりました。

3つ目の意味は、「アイス」です。アイスキャンディーやシャーベットなどの、水分を凍らせて作るお菓子を「水菓子」と呼ぶ人も多いようです。羊羮などのお菓子と区別するために、「氷菓子」と呼ばれることも多いですね。

水菓子の正しい意味は?

「水菓子」には3つも意味があるとご紹介しました。この中で、どれが正解なのでしょうか?

「水菓子」という言葉の歴史から考えると、正解は「くだもの」だと言えます。大辞林などの辞書にも、「くだもの」の意味で載っているんですよ。もしかしたら、おばあちゃん世代が使っているのを聞いたことがあるかもしれませんね。言葉の由来まで理解して使っていると、粋でかっこいいですよね。

では、水分を多く含む水羊羹などのお菓子は、なんと呼ぶのが正解なのでしょうか。答えは「生菓子」です。洋菓子の中では、ケーキなども「洋生菓子」と呼びます。水分が多く、賞味期限も短い生菓子。冷蔵庫で保存して、早めにおいしく味わいましょう。

ちなみに「スイーツ」は?

水菓子を含む「お菓子」という言葉の分類についてご紹介しましたが、「スイーツ」という言葉もあります。こちらは、洋菓子や和菓子など、甘いものすべてをひっくるめて指す言葉です。生クリームなどを使った洋菓子寄りの和菓子のことを「和スイーツ」と呼ぶこともありますね。

「デザート」という言葉もありますが、こちらは食後に食べるスイーツのことを指します。食事の中で不足していたビタミンなどの栄養素を補うために食べるフルーツのことを指しますが、食後に食べるお菓子のこともデザートと呼びますよね。

水菓子を味わって夏を乗り切ろう

「言葉は生き物」とよく言いますが、「水菓子」という言葉の意味も、時代によって変化してきたことがわかりました。辞書に載っている意味も、水分量の多いお菓子が「くだもの」を追い抜く日が近いかもしれませんね。

間もなくお盆がきます。お供え物を選ぶときに、「水菓子なんてどうかな」とさらっと使えるとかっこいいですよ!「水」という文字が入っているからか、さらにみずみずしく、涼しげに感じられませんか?ビタミンやミネラルたっぷりな水菓子を食べて、暑い夏を乗り切りましょう!

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