ライター : Raico

製菓衛生師 / スイーツ&フードアナリスト / フードライター

グラシン紙でおしゃれにラッピング

キャラメルなどを包装する際に使われている「グラシン紙」。薄くて半透明な紙は意外と丈夫で食品を包むのにぴったりで、シート状や袋状のものなどが出ています。白無地だけでなくカラフルな柄も多くバリエーション豊富です。今回は、グラシン紙の特性を生かしたおしゃれなラッピングをご紹介します。

グラシン紙ってなに?

グラシン紙とは食べ物の包装などに使われたりする、表面がつるつるした紙を指します。亜硫酸パルプを原料とし、スーパーカレンダーというローラーを使って高圧加工したもので、耐油性、耐水性がある酸性紙です。

グラシン紙とパラフィン紙はどう違うの?

グラシン紙とよく似たパラフィン紙は、ワックスペーパーとも呼ばれ、パラフィン蝋を塗布・浸透させた紙。元になる紙としてグラシンを使ったものが多いため、グラシン紙と混同されますが別物で、グラシンから作ったパラフィン紙は、用途としてはほとんど同じですが、単なるグラシン紙より高価で特性が優れています。元となる紙はグラシン紙とは限らず、模造紙やクラフト紙を使ったものもあります。

グラシン紙でラッピングしてみよう

お菓子

【クッキーなどのお菓子をキャンディ風に包んで】
カラフルな色のグラシン紙を使ってお菓子をキャンディ風に包むアイデア。ポップでキュートなお菓子に変身して、選ぶのが楽しくなりますね。なにげないお菓子がワンランクアップして、素敵なおやつタイムになりそう。
【パウンドケーキのラッピングにさし色を効かせて】
透明なセロファン袋に入れたお菓子をもうひと工夫。色のついたグラシン紙をくるっと巻けば、きれいな色が効いて印象が変わりますね。スタンプを押したり好きなメッセージを入れることもできますよ。
【グラシン紙の色を生かして】
グラシン紙でクッキーなどを包んで、マスキングテープとラフィアで飾りつけ。グラシン紙の白色を生かしたラッピングは、ピンク色に合わせた紐やマスキングテープの色のコントラストがきれいですね。

サンドイッチ

【食べ応えのあるサンドイッチがおしゃれに食べやすく】
ボリューム感たっぷりのサンドイッチなどは、グラシン紙で包んでおくと見た目もおしゃれで食べやすくなります。海外のサンドイッチ風になり、外で食べたくなりますね。
【のし風にワンランクアップのおもてなし】
パンに具をのせて巻いただけのラップサンドイッチも”のし”をかけるように包んで紐で結ぶと、おもてなしのひと品に早変わり。ピクニックやパーティーはもちろん、自宅での食事もワンランクアップしますね。
【話題の沼サンにもぴったり】
千切りキャベツのたくさん入った“沼サン”をお弁当に。グラシン紙を2種類使って包んだものをバスケットなどに交互に入れただけで、魅せるお弁当になります。

マフィン

【グラシンを敷いて、紐でラッピング】
四角く切ったグラシン紙をマフィンに包み、麻ひもなどで結ぶだけでこんなにかわいく雰囲気たっぷりに大変身します。簡単でセンスの光るラッピングですね。
【柄つきのグラシン紙カップを使って】
グラシン紙でできたカップもさまざまな柄が出ています。これを使ってマフィンを焼いて透明なセロファンなどで包むだけで、プレゼント用のギフトに早変わり。リボンを結ぶと簡単にお好みの柄を生かしたラッピングに仕上がります。
【ウサギの耳に見立ててキュートに】
“風船うさぎ”のようにグラシン紙で包んでウサギの耳に見立てれば、かわいいキュートなラッピングに。お子さまにプレゼントすれば、きっと大喜びしてくれるはずですよ。
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