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夏に旬を迎える、甘くておいしい「とうもろこし」。そのまま焼いて食べたり、スープにしていただいたり、いろんな食べ方がありますよね。そんなとうもろこしには、どんな栄養素が含まれているのでしょうか?その効能や、体に効果的な食べ方をご紹介。

夏に食べたい「とうもろこし」

みなさんは“夏野菜”と聞いて、何を思い浮かべますか?
トマト、ナス、ズッキーニなどなど……いろんな野菜がありますよね。今回はそのなかでも、甘くておいしい「とうもろこし」に焦点を当ててみたいと思います。

そもそも、なぜ「とうもろこし」と呼ばれるようになったのでしょうか?
きっかけは、中国の“モロコシ”という植物。見た目が似ていたことから、“唐のモロコシ”が転じて“とうもろこし”になったのだとか。

とうもろこしはメキシコが発祥とされており、アメリカ大陸の主要農産物として発展してきました。日本に伝わってきたのは1500年代ですが、日本全土で栽培されるようになったのは、それから400年以上先の戦後のことなのだそうです。

とうもろこしがもつ栄養素

食物繊維

食物繊維の働きとしては、排便をスムーズにしたり、体内の有害物質を吸着させて、体外へ排出させたりすること。便秘に悩む多くの人はとうもろこしで改善したり、そうでない人とっても便秘を予防するのに効果的です。

カリウム

体内に存在する細胞の浸透圧を維持しながら、ナトリウムが原因の血圧上昇を抑制する働きがあるんだとか。 筋肉の働きをよくするなどの効果もあるそうですよ。

マグネシウム

マグネシウムには、健康的な生活を送るうえで重要になってくる、さまざまな役割があります。たとえば、筋収縮のサポート。つまり、筋肉をきちんと動かすためには、マグネシウムは欠かせないのです。また、骨や歯を強くするためにもマグネシウムは必要なので、体の内側から健康になりたいと考えるのであれば、マグネシウムは必須です。

タンパク質

タンパク質を構成しているアミノ酸には、グルタミン酸、アラニン、アスパラギン酸が含まれています。グルタミン酸には脳機能活性化、アラニンは免疫機能向上化、アスパラギン酸は疲労回復の役割があるそうです。

ビタミンB1

ビタミンB1の働きとしてもっとも重要なのが、糖質をエネルギーに変換するということ。糖質制限ダイエットなるものがありますが、やはりそれも限界がありますよね。そこで、糖質と一緒に摂取したいのがビタミンB1。きちんとエネルギーに変えれば、脂肪となって溜まってしまうこともありません!

また、脳に糖質由来のエネルギーが届くことにより、心を落ち着かせる効果があるので、最近イライラしがち……と思う方は、ぜひビタミンB1を積極的に摂取しましょう。

ビタミンB2

ビタミンB2は、皮膚や髪などの再生に関わっていて、有害である過酸化脂質を分解する効果があります。脂質の代謝を促進させる役割も。アンチエイジングや、美肌を目指す人には欠かせない栄養素です。

ビタミンB6

タンパク質の代謝には、欠かせない栄養素です。そのほかにも、脂質の代謝を助ける役割もあるので、大切なビタミンといえます。

とうもろこしの効果や効能とは

便秘を予防

不溶性の食物繊維が水分を吸収して便の暈を増やすことにより、体外への排泄を促し、腸内の環境を健全に整える働きが見込めます。さらに、便をやわらかくするマグネシウムもとうもろこしには含まれているので、便秘改善に役立ってくれそうです。

冷え性・貧血の改善

とうもろこしには、血流を良くするビタミンEや、糖質や脂質をエネルギーへと変換するビタミンB群が豊富。これらの作用により体の内側から温められ、冷え性改善につながります。また、鉄分もたくさん含まれているので、貧血も改善されます。女性に嬉しい効能ですね。

栄養を逃がさないとうもろこしの調理方法

とうもろこしに含まれている栄養素をそのまま摂取しようとすると、どうしても生で食べるのが一番いいような気がしますよね。もちろん、生でも食べられるほどに甘く、鮮度のいいとうもろこしならOKですが、なかなかそこまでのとうもろこしを食べる機会がないのも事実です。

そこでおすすめしたいのが、蒸してから食べること。これならしっかりと火をとおすことができ、甘くてほくほくのとうもろこしをいただくことができます。こんがりと焼くのもいいですね。蒸したときとは違う食感、味わいになるので、食べ比べても楽しそうです。

また、意外に知られていない“栄養を逃がさない”とうもろこしの食べ方は、缶詰(水煮)冷凍。どちらも、鮮度を保つために効果的なのだとか。鮮度が落ちると栄養バランスも悪くなってしまうので、とれたての状態をそのままにできるという意味で、おすすめです。

食べるときの注意点

とうもろこしを食べるとき、茹でる方が多くいると思いますが、それはNG。とうもろこしには、水溶性の(水に溶けやすい)栄養素がたっぷりと含まれており、茹でるとせっかくの栄養がすべて水に溶け出てしまうのです!

また、特に授乳中の方は、摂取を控えたほうがいいでしょう。血中のカリウム量が減ってしまうことがあるので、気をつけてくださいね。

おいしいとうもろこしの選び方

すでに皮が剥かれている状態や、缶詰など、とうもろこしはいろんな形で売られています。

もし皮付きのとうもろこしが販売されている場合、濃い緑色の皮が付いているものが、新鮮かつ食べごろの状態。また、ひげ付きのとうもろこしの場合は、よりふさふさしているものを選びましょう。ひげが多ければ多いほど、実の詰まったとうもろこしです。

すでに皮が剥かれている場合は、軸の切り口がみずみずしく、手にしたときにずしっと重みのあるものがベスト。粒に弾力があるものは、実が詰まっていておいしい証拠です。

とうもろこしの粒の数の不思議

とうもろこしのひげは、ひとつひとつ種子へとつながっています。ご存じだったでしょうか。ひげの数だけ、皮の中にはとうもろこしの粒が存在しているということですね。

そして、粒の数はどんなとうもろこしでも偶数になっています。粒が成長するときに、いつもふたつに分裂しながらどんどん数を増やしているのが理由です。興味のある人は、ひげも粒も数えてみると、おもしろいかもしれません。

おわりに

ひと口にとうもろこしと言っても、実に多くの種類があります。焼くのがベストな品種から、生でも十分甘みを感じられる品種まで、さまざまです。興味のある方は、いろんなとうもろこしを食べ比べてみてもいいですね。あなた好みの味に出会えるかもしれませんよ。

とうもろこしは、収穫されたときから鮮度が落ちてきます。保存状態のいい缶詰や冷凍もの、または栄養をしっかりととどめておくことのできる、蒸しとうもろこしや焼きとうもろこしなどを食べて、おいしく栄養を摂取しちゃいましょう!

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