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ふきのとうやワラビなど、独特の苦みがおいしい山菜。種類も豊富で、季節を感じられる食材ですよね。そんな中でも山菜の女王といわれている「こしあぶら」はご存じでしょうか。今回はこしあぶらの効果とおすすめレシピをご紹介します。

こしあぶらとは?

山菜としてのこしあぶら

こしあぶらは、タラの芽やウドと同じウコギ科の山菜です。成長すると、大きいものでは20m以上にもなり、8月から9月にかけて黄緑色の小さな花をたくさんつけます。その昔、こしあぶらの樹脂を絞って、ろ過させたものを塗料として使われていたことから、その名を付けられたとされています。

北海道から九州まで全国に自生しており、おもに雑木林などで採取できます。夏に黄緑色だった葉が秋には黄色くなり、やがて葉が落ちて枝だけになります。そして春になると枝の先から芽を吹き出し、その芽が食用とされています。

材木としてのこしあぶら

材木としてのこしあぶらは、おもに工芸品などに利用されています。材木自体は灰白色~淡黄白色で、中心部はやや青みを帯びた淡い黄色から淡い褐色をしているのが特徴です。削った際の材面でキメ細やかで光沢があり、軽いので加工がしやすいのだとか。

樹木としてのこしあぶら

おもに山中に自生しているこしあぶら。こしあぶらの木からとった樹脂は漆(うるし)など艶出し用の塗料として古くから重宝されていたのだとか。その名前からも歴史的背景を垣間見ることができますよね。

こしあぶらの見分け方

こしあぶらの葉は5枚に分かれており、人の手のような形をしているのが特徴です。

タラの芽と似ているため、よく間違われがちですが、タラの芽と違って幹にはトゲがなく、
つるつるとしています。また、葉の軸部分は、紫がかった色で細くなっているのも見分け方のポイントなのだとか。

こしあぶらの木はタラの木と同様にウコギ科に属しますが、タラと違って10m以上の大木です。

さらに、茎や枝の最上端に出る芽、茎の途中から出る芽などの大きさも大きくことなりますので、見分ける際はこのあたりを注意してみてくださいね。

こしあぶらが持つ栄養素

ケンフェノールとクエルセチの配糖体のイソクエルチトリン

こしあぶらは山菜の中でもカロリーが低く、食物繊維が豊富なため便秘やダイエットに効果があるとされています。

実は、こしあぶらは山菜としてだけでなく、薬用植物としても古くから親しまれているのだとか。葉の部分にはケンフェロール、クエルセチ配糖体、イソクエルチトリンなどが含まれており、そのうちイソクエルチトリンには血圧を下げる作用があるとされています。

これらの作用は昔から注目されており、当時も煎じてお茶にしたり、お浸しとして食べる習慣があったようですよ。

ポリフェノール

ポリフェノールは、ワインなどに多く含まれる成分として知られていますが、意外にもこしあぶらにも豊富に含まれているのです。

このポリフェノールが血液をさらさらにしてくれます。動脈硬化をはじめとする生活習慣病を予防するほか、アンチエイジングに欠かせない抗酸化作用、風邪やケガにも効果的な抗菌作用、ガン予防など、さまざまな効果が期待されています。

たんぱく質

通常、山菜類でたんぱく質を豊富に含んでいるものは少なく、どうしても卵や豆腐などの食品でたんぱく質を補う必要がありました。しかし、こしあぶらは山菜の中でも珍しくたんぱく質を豊富に含んでいるそう。

たんぱく質が不足すると、内臓系はもちろん、皮膚や爪、髪など、いたるところに不調をきたします。また、ダイエットや美容ケアを頑張ろうにも、たんぱく質が不足しているとエネルギーを発することができず、なかなか効果も得られません。

そんなとき、こしあぶらを活用すればおいしくたんぱく質を摂取できそうですね。

こしあぶらのおすすめレシピ

こしあぶらの中華風味噌マヨパスタ

こしあぶらの風味、味噌とマヨネーズのコク、タケノコの食感など全てのバランスが抜群のひと品です。

作り方は簡単。赤パプリカとタケノコを斜めにスライスし、しめじはバラしておきます。熱した鍋にマヨネーズと中華味噌を入れたら、パプリカとタケノコ、しめじを加えて炒めます。火が通ったら、茹でたパスタと下茹したこしあぶら、味噌マヨ、さらにちりめんじゃこを加えて火を止めましょう。お皿に盛り付けて、糸唐辛子をのせたら完成!

こしあぶらと山芋のお浸し

おかずとしてはもちろん、おつまみにもぴったりの逸品です。こしあぶら独特の苦みと山芋のとろみの相性が抜群!食欲がないときにもおすすめですよ。

こしあぶらをサッと茹でたら冷水にあげ、食べやすい大きさに切っておきます。出汁、お醤油、お酒を煮立て、片栗粉でとろみをつけてコショウをふります。これにこしあぶら、短冊切りにした山芋を絡めて完成です。

こしあぶらの天ぷら

山菜の定番レシピといえばやっぱり天ぷら。サクッと揚がった衣と、山菜の苦みがたまりませんよね。こしあぶらも天ぷらにすると、より風味が引き立ちおいしく召しあがれますよ。

まず、こしあぶらは水洗いしておき、卵と水と薄力粉を混ぜたものに浸します。170℃の油で1分30秒揚げたら完成です。

こしあぶらを食卓に取り入れよう

山菜の女王、こしあぶら。栄養豊富でアレンジ方法も多彩で、美容やダイエット効果はもちろん、生活習慣病予防にも効果が期待できる万能食材です。さらに日本全国どこでも採れるのがありがたいですよね。

あなたも普段の食卓にこしあぶらを取り入れて、健康的な体作りを目指しませんか?

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