ライター : チョビ子

監修者 : 渡辺 りほ

管理栄養士

コーン茶とは?

コーン茶とは、焙煎したとうもろこしの実を煮だして作るお茶です。ノンカフェインティーの一種で、「とうもろこし茶」や「とうきび茶」とも呼ばれます。発祥の地は韓国であり、日本の韓国料理店でも提供されていますよ。

とうもろこし本来の香ばしい風味や、甘みを感じられるのが特徴。飲み口はさっぱりとしており、アイスティーにしてもおいしくいただけます。また、とうもろこしに豊富なさまざまな栄養が含まれているのも魅力です。
とうもろこしのひげのお茶があるって知っている?▼

コーン茶の効果や効能

肌の健康を維持

コーン茶には、強い抗酸化作用のある「ビタミンE」が多く含まれています。体内で過剰になると細胞を傷つける「活性酸素」のはたらきを抑えることから、老化対策につながります。

ビタミンEの具体的な作用は、紫外線の刺激から肌を守る、シミやシワを抑制するなど。肌の健康を維持したい方におすすめの栄養素です。(※1,2)

血圧を下げる作用

コーン茶には、血圧を下げる作用を持つ栄養素がふたつ含まれています。ひとつは、ナトリウム(塩分)を身体の外に排出し、塩分の摂り過ぎを調整する「カリウム」。もうひとつは、必須脂肪酸の一種であり、血圧を下げる作用を持つ「リノール酸」です。

血圧が気になる場合は、塩分の摂り過ぎに気を付ける「減塩」と合わせて、コーン茶を取り入れてみましょう。(※3,4,5)

血糖値を抑える

食物繊維には、水に溶ける性質を持つ「水溶性食物繊維」と水に溶けにくい「不溶性食物繊維」がありますが、コーン茶には水溶性食物繊維が多く含まれています。

水溶性食物繊維は水に溶けるとゼリーのようになることから、栄養素の吸収スピードをゆるやかにするはたらきがあります。食後の血糖値の急上昇を抑えるのに役立つため、食前にコーン茶を飲むのがおすすめです。(※6)

利尿作用

コーン茶に含まれる「カリウム」には利尿作用があり、むくみの原因となる余分な水分や、老廃物の排出を促してくれます。尿を作るには十分な水分が必要ですが、コーン茶ならカリウムと水分を同時に摂ることが可能です。

前述した通り、カリウムには塩分を体外に排出するはたらきもあるため、塩分の摂り過ぎによるむくみの対策にも役立ちますよ。(※7,8)
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