ライター : 田村佳奈子

フードスタイリスト / フードコーディネーター / フードアナリスト

梅雨の時期はむくみやすい?

6月、7月の梅雨の時期になると、身体が重い、だるい、疲れがとれない、気分が乗らないなどの症状が出やすくなる……もしかするとそれは、体に溜まった「水」の仕業かもしれません。もともと胃腸が弱い方は特に水分を身体に溜めやすく、むくみがちな体質が、湿気により影響を受けやすいと考えられています。 水分が体内に滞った状態のことを「水毒」といい、実は現在、女性の8〜9割が「水毒」であるといわれているんです。

"水毒"によるむくみを防ぐには?

水毒によるむくみを防ぐには、「老廃物を溜めない」ことと「体を温める」ことが重要です。きゅうり・なす・トマトなどの夏野菜は体を冷やしやすい食べ物なので、体を温める食材、つまり冬野菜(しょうが、にんじんなど)をいっしょに食べるのが最適です。暑くなると冷たい飲み物もゴクゴク飲みたくなりますが、あまり飲み過ぎないように気をつけましょう。また、「老廃物を溜めない」という点で言えば、デトックス効果のある食べ物もおすすめです。 今回はデトックス効果のある「シーフードのパクチー炒め」のレシピをご紹介します。パクチーには有害な毒素の排出を促す効果や、整腸効果もあり、デトックスに有効な食材。また、ビタミンCやB2、鉄分やカルシウムなどの女性にうれしい栄養素も豊富なんですよ。 ▼「パクチー」についてはこちらの記事をどうぞ
15分ででき、おかずにもおつまみにもなる便利なレシピです。ぜひご自宅で作ってみてくださいね。

シーフードのパクチー炒め

Photo by kanako tamura

材料(2人分)

・冷凍シーフードミックス(150g) ・玉ねぎ(1/4個) ・ズッキーニ(1/4個) ・パプリカ(1/4個) ・パクチー(1株) ・白ワイン(大さじ2) ・ココナッツオイル(大さじ1) ・塩(少々) ・ブラックペッパー(少々)

つくり方

1.玉ねぎ、パプリカを1センチ幅に、ズッキーニは5ミリ厚のいちょう切りに、パクチーは2センチ長に刻みます。 2.フライパンにココナッツオイルを入れて玉ねぎを炒め、透き通ってきたらズッキーニ、パプリカを加えさらに炒めます。 3.冷凍シーフードミックス、白ワイン、塩、ブラックペッパーを加え5分ほど炒めます。

Photo by kanako tamura

4.汁気がなくなったら塩、ブラックペッパーで調味し火を止め、パクチーを加えてさっと混ぜ、うつわに盛ったらできあがりです。

Photo by kanako tamura

ポイント

冷凍のシーフードミックスを使えば、手軽に深みのある味に仕上がります。今回使用したのは海老、イカ、あさりの3種入りのものですが、お好みのシーフードミックスで大丈夫です。また炒める際には事前に解凍する必要はなく、そのままフライパンに入れ、白ワインを加えて炒め煮にしましょう。 パクチーは加熱しすぎるとビタミンCの効果がうすれ、独特の香りが飛んでしまいます。食感と香りを活かすためにも、パクチーは火を止めてから加えるのがおすすめ。全体をサクッと混ぜるくらいでOKですよ。 ぜひ、毎日の献立に取り入れて、梅雨のむくみに負けない身体づくりに役立ててくださいね。

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